おいしい牡蠣を食べよう。

  ニュージーランド人に言わせると「牡蠣はなんと言っても南島南端インバーカーゴの天然ブ ラフオイスターだ。」らしいのですが、北島の田舎にはそんな牡蠣は流通してこない。。。来ても2等品。。
(と言うより、良いものは外国へぇぇぇぇぇ 行ってしまうぅぅぅぅ)

そこで、私たちが見つけた最良の養殖牡蠣がオークランド近郊、マヌカウの東に位置するクリーヴドンオイスターで す。
旨い、でかい、おまけに安い。  

これで1人前12個(2005年11月現在でジャンボサイズが1ダース12ドル)。


隣のフルサイズのワインボトルと見比べてもらえば、どれくらい大きいか分かるでしょう。

オークランドの人はこんなに良い牡蠣を通年で食べられるのだからうらやましい。

日本人と結婚したと言うKiwi従業員の説明によりますと。

ここの牡蠣はクリーヴドンの海岸線近くの海とワイヘキ島の沖で養殖していまして、日本の牡蠣養殖とは違い、日本のホタテ養殖のように籠に稚貝を入れて育て ているそうです。 (日本の牡蠣は縄に勝手に幼生が掛かるのを待つ方式) 「籠にたくさん入れると小さくなるから限られた個数しか入れない」そうです。  これも日本のホタテ養殖と同じ理屈。

ワイヘキ島沖へ牡蠣を取りに行く収穫船。

毎日収穫しまして、船で工場のすぐ裏まで持ってきます。
「よその会社は海岸線から工場まで運ぶまでに鮮度が落ちるけど、うちは船からすぐ工場」と自慢しておりました。
で右が運河。 

たぶん干潮の時は使えないのでしょうけど。
  船から上がった牡蠣は、貝殻が隣の牡蠣と固着してしまっているものをばらして1個づつに手作業で分解します。
ここで小さすぎる貝は海に戻すために仕分けされるそうです。

「お客さんは大きい方が好きだからねぇ」だそうで。

まったく、そのとおり! 
赤い籠にしまわれて、冷蔵庫へしまわれて、順次洗浄へ回されます。  洗浄前の牡蠣は砂だらけです。
回転ドラム式洗浄器の中を通り、外側の砂や汚れを落とされていきます。

洗い終わると下の写真のような感じになります。
下の写真の青い籠は、次工程で小さくてはじかれた、海へ戻されるもの。

 
  牡蠣のサイズ自動選別機。

特に日本の客はサイズ選別にはうるさいからねぇ。
ここも苦労していうるだろう。

ここまでが日本のHACCPでいう非清浄区域。
だから作業員の格好もこんなものでOK
売店のカウンターの後ろ側に見えるのが剥き身作業と包装室。
ここから後が清浄区画。 だから白衣に食品工場用帽子をかぶっているでしょ?

いかにもNZ風HACCPを導入した良い工場に見えましたよ。 



そして、このトラックで空港やレストランへ配送されると言うわけ。

旨いですよ。 やはり牡蠣もとれたてが一番!!
「築地から直送」を誇る日本の料亭もあるけれど、漁場から直送には敵うまい。
皆さんも日本でこの牡蠣を食べることができます。 銀座のライオンだそうです。

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