ギズボーンの中心街

ク リスマス前から、年明けに続くクリスマス休暇の時期はギズボーンの最もにぎやかになる時期です。 多くの観光客が、市街地で一番早い日の出を見るために世界中から集まるからです。  それこそY2K、西暦2000年の初日の出のころは大変な騒ぎでし た。 宿は数年前から予約が入り、市民は余っている部屋に旅行者を泊め小遣い稼ぎに大忙しでした。 

私も世界一早いミレニアムの日の出を見ようかなと思っていましたが、「ニュージーランド中の酔っ払いと、ニュージーランド中のヤク中と、ニュージーランド中の警官で一杯になるから止めとけ」と言う同僚の忠告で、ギズボーンには来ませんでした。

(もっとも、大麻に関してはZLの高校生の殆どが経験者と言う、とんでも無い状態なので、ヤク中もニコチン中毒も、ZLでは大差ないのかも=よくそんな国へ、高校生をホームステイ等に出すなぁ、日本のご両親)

そして、2000年1月1日。 その日はZL中が雨で、期待していた観光客を力いっぱい不幸にしました。 唯一晴れたのは、当時私が住んでいたネーピアでした。

ま、ともあれ、それで名を売ったギズボーンは今も初日の出時期に多くの観光客を集めています。

世界で一番早い初日の出と、キャプテンクックが初めて上陸した地(もしくはZL先住民が初めてヨーロッパ人を撃退した地)と言うのが当地の売りですから、街中には左のようなモニュメントが建って居たりします。




町の真ん中にそびえる時計塔は、1,2分の誤差は当たり前で時を刻んでいます。 新年元旦の深夜零時には、この周りに多くの人が集まります。 

世界で一番早い初日の出を迎えるZLは世界で一番早いタイムゾーン(UTC+12時間)でもありますから、世界一早く新年になります。 でも、この時計が余り正確でないので、皆せっかくの世界一早いカウントダウンを、どの時計でするのか困惑気味です。

この国には電波時計のサービスなんてありませんしね。 そうそう、ZLはTV番組も平気で時間がずれます。

帆 船エンデバー号のモニュメントの他にも、市当局は客引きに色々やりたがり、(JAの地方都市も同じですね)妙な造詣物が増えています。 鯨の歯と呼ばれる この陶製のモニュメントは2004年12月にできましたし、左の親子はずいぶん前から照ろうが降ろうが図書館の向かいで本を読み続けています。


市当局の努力は買いますが、オークランドから来た観光客は「砂浜の犬の糞を何とかしろ」と言っていますし、まだまだ要修行です。(湘南海岸に比べたら100倍きれいですよ)
ZL2PGJ的に見れば、満足なレストランが無さ過ぎなのが、この町の観光の最大の弱点と感じるのですが。

町 の中心部は数百mの商店街のある中央通グラッドストーン通り(Gladstone/左写真)です。 時計塔があるのもこの通りです。   Gladstoneまで歩いて5分の我が家の場合、週末に暇つぶしに散歩出かけますが、「やはり、何も無いねぇ」と言って帰ってくるのがオチという有様で すhi。 観光でこられた方にも、とりたてて、「これは是非寄って見ろ」という店は、、、、無いでしょう。 

ただ、唯一例外で、Gisborneの誇れるお店は、ギズボーンヘラルド新聞のオーナーでもある街のお金持ちが営む独立系書店のMuirs Book Shop。 
なかなか質の良い書籍が揃っており品揃えも幅広い。 さらに素敵なのが2階がカフェになっていること。 買った本を読みながらお茶ができます。 英語の本を読むのに苦痛を感じない方には良い店です。 

(私は十分苦痛だけど本屋は好き)

そうそう、一応、観光土産屋もあります。 

カメラ屋、雑貨屋、PC屋、自動車屋などなども一通りあります。 ただし選択肢が無いのと同業他社が殆ど無いので競争が無く、納期値段などのサービスが実にお粗末というところがこの町の買い物の頭の痛いところですhi。



ギズボーンの富裕層(いるんだなぁ、居るところには)は大抵、北に2つ行った隣町タウランガに買い物に出かけるそうですが、これは200Kmの山道(八甲 田のような、アスピーテラインのような、いろは坂のような、六甲山のような道)を越え、さらに100Km弱走らねばなりません。 我が家は大抵、 220Kmしか離れていない(これも8割は山道)、以前住んでいた南隣のネーピアに出かけます。 高級品は東京に帰ったときのお楽しみ。  食料品購入事 情は、
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