エンデバーがやってきた。

と 言っても別にギズボーンにスペースシャトルが降りたわけではない。  スペースシャトルのエンデバーは、このエンデバーにちなんで名付けられたのだろうと いう、キャプテンクックが未知の大陸調査(南極とオーストラリアがつながったようなものを想像していたらしい)に使った帆船Endevour号のレプリカ がギズボーンに来たのです。 この船はオーストラリア船籍で(ZLにこんなレプリカを作る予算は絶対にない)、時々、世界各地のキャプテンクックにゆかり の地を訪問しています。

endevour工場の生産が忙しくて、船内見学までは出来なかったけど、とりあえず写真を撮ってきました。(入港したのは2005年3月末)

大きく見えますが、本当に「え?」と言うぐらい小さな船です。 よくもまぁこんな小さな船で。 と言うくらい小さい。 海賊映画に出てくる海賊船や軍船を思い浮かべてはいけません。

下の写真で甲板に居る人が判りますが、これで大きさの想像がつくでしょう

endevour

endevour

クックの居室は多分ここいら辺。 

その下の舵を見てください。 本当に小さくて効きは最悪だそうです。


endevourendevour

大筒(大砲)をぶっ放したところ。  これを食らわされた当時のギズボーンのマオリたちはさぞブッタマゲタことでしょうねぇ。

盛大な煙ですが、砲自体はこんなに小さい(上写真)のです。

当時の銃砲に使われていた黒色火薬は、このように煙モクモクなので、海戦で大型の砲で一斉射撃すると、煙が晴れるまで待たなければならないと言うのんびりした時代でした。 

ま、死んだ水兵さんたちはのんびりどころではなかったでしょうが。


ギズボーンの主として白人の人たちを大いに楽しませてエンデバー号は4月1日去っていきました。

もうエンデバーはギズボーンに来ないだろうといわれています。 地元のマオリグループが、「クックの訪問なんて英国のZL占領の第一歩じゃねぇか!」と不快感を示しているのが原因 らしいです。

endevour

北島観光ガイドへ戻る。  ギズボーンガイドに戻る ホームへ戻る。 使用条件。 (c)ZL2PGJ 2005