スイスのトラムは便利である + スイス国鉄
HB9(スイス連邦)と言えば、やたらとトラムが発達している国としてTV番組などで取り上げられております。 確かに便
利。 「地球の歩き方」を持っていない外国人でもすぐ使い方がわかる。
あれでわからなかったら人間としてどうよ? というくらいわかりやすい。 さすがにオーガナイズの国スイッツァランドであります。
PGJが利用したのはジュネーブ(Geneva)とチューリッヒ(Zurich)のトラムです。
ジュネーブのトラム
車両はいろいろな広告で色とりどりですが基本色はこんな感じです。
トラムと同じ線路をトロリーバスが走っていたりして、公共交通機関はほぼ電動車ということになります。 これまた色は白地に青線。 むろんラッピング
広告トラムも数多あります。
まず、観光客は1日パスを買いましょう。 どこの停留所にも、このような券売機がありますので、覗き込んで見ましょう。 下の写真で白く囲ったところが1日パスです。早朝からか、昼前からかで値段が変わります。 午前10時ころに買ったパスは10フランしなかったような気がします。 |
観光地は、郊外の国連ビルや赤十字博物館も入れてほぼA地区に入っていますのでA地区限定チケットで十分でしょう。
切符が出てきたらどうするか。 財布に入れてそれっきり。 改札機が無いし、いちいち提示の必要もありません。 まれに来る検札員に無賃乗車がばれる
と。。。
これはあとでご紹介しましょう。
座席は意外と数があるので座れる確立は結構高いでしょう。(当然ラッシュアワーはございます)
旧型車両はともかく、新型車量は東京の地下鉄と同様、今どこを走っていて、次がどこの駅かが下のように表示されます。
車内放送は英語が有ったり無かったりのフランス語+アルファ。 なにしろ公用語が3つ有る国ですん
で、やかましい。
ジュネーブはフランス語圏ですから「ジュトジュデニジュウ」とか言っておりますが、なにぶんPGJは大学でもフランス語はとらなかったので訳わからん。
さぁ、目的地に着きますよ。 となったら、降りるよ!と意思表示しましょう。
ドアの近辺にある赤いボタンを押すと止まってくれます。
さらに、停車後、この赤いボタンを押すとドアが開きます。
さすが寒い国だけあります。
右端の写真は車外側ドア開閉スイッチ。
車内外どちらも乳母車スイッチがあります。 これを押すとどうなるのか?
残念ながら確かめる機会がありませんでした。
ともかく便利で安くて安全なトラム。 せっせと利用しましょう。
ほとんどの停留所には路線図がありますが、手元に路線図があると便利なので、観光案内所などで入手しましょうね。
まぁ、なくても何とかなりましたけどね。
チューリッヒのトラム
基本的に乗り降りの方法はジュネーブと一緒ですが、1日乗車券以外のチケットの購入方法が
ひと癖ありまして。
目的地至近の停留所の名前を知らないと買うに買えない。
チューリッヒ国際空港へ行こうと思ったら右の10キーで8058を入力します。 金額が表示されますのでコインを入れますと切符がベロンと出てきます。 ちなみに1.Klはファーストクラス。 近郊路線のファーストクラスは本当に大したことないですよ。 2つの矢印マークは往復という意味。 |
プラットフォームの券売機は片方のフォームは無いことも
ありますので慌てないように。 停留所で待っていると電光表示が「どこ行きが、あと何分で来るか」を表示しています。 なかなか便利。 |
スイス国鉄 SBB そして各駅停車。
HB9はJA同様鉄道の発達した国。 かなり正確にダイヤどおりに運行されています。
iphoneのMap機能と正確にリンクしていて乗換えや時刻表検索の楽なこと!
ローザンヌ近くに居たので国際空港のあるジュネーブとローザンヌ間を2往復しました。
1往復はスーツケースを持って2等車。 1往復はカメラと財布だけもって1等車。
面白いことに、特急IC、急行RE、各駅停車、みな料金が同じ。 なぜだろう?
面白いので3種類とも乗りました。
ただし、観光で有名な路線とはまったくご縁はありませんでした。
ダブルデッカーのインターシティ
そこそこ荷物を置く場所には困りませんが、どでかいスーツケースを2階に担ぎあげるのは
ちょっとした一苦労。
でかいスカンジナビア人でも余裕で座れるシートのサイズでさらにサロンスペースが
ついております。 座席間のテーブルは倍の広さに広がるのでA4PCでさえ余裕でおけます。
RE ローカル急行。
期待通りにきれいな1等車内部。
急行も特急も最高速度に大差はありません。
停車駅の数が違うだけ。
これが一等車とはいえ中は結構ぼろい。
二等車との違いは、怪しげな酔っ払いが乗ってこないと言うところですかね。
このような、怪しげな東洋人は
乗っていますhi
なによりよいのはこんな短い編成でも一等車があることです。 小うるさい子供たちから逃げられるわけで、ぜひ日本の鉄道各社も導入してほしい。 右> 1等車 |
|
こちら2等車 <<何のことは無い1両の客車のほんの一部分を区切って 椅子を良くして1等室にしてあるんですな。 |
というわけで、車両の側面に黄色い線が引い てあるのが1等部分。 椅子の違いのほかは何だと思います? 床の高さが違うから微妙に風景が違う。 それくらいかしらね。 ちなみにターボと書いてありますが電化されております。 昔はディーゼルターボエンジンを積んだ、本物のターボだった気がしますが、まぁ「速いぞ」というくらいの意味でしょう。 |
へー と思った車内風景。
各駅停車は車内検札がないかわりに。
「あんた、無賃乗車がばれたら罰金80スイスフランとるよ。
名前や住所も記録するよ。」と、やたらと張ってあります。
このシステムはトラムも同じ、だから普段は改札装置まるでなし。
(これが隣のF(フランス共和国)のパリのメトロになると
まるで飛行場のセキュリティーゲートのような改札装置があってしかもしょっちゅう壊れている上に
使い慣れない観光客が多いから改札渋滞。)
さらに全ての車両にカメラがついているようで。
そんなに破壊行為が有るように思えない国ですが、それもそのはず。
検札は来ないが、いつでも引っこ抜ける状態にした拳銃を帯びた警察官が
3人組で列車内をパトロールしています。 常時ではないが。
空港でも自動小銃を肩にした迷彩服のお姉さんが警備に当たっていましたし
管理の徹底した国と言うところなんですかねぇ。
そうそう、当たり前のように禁煙です。
下のような鉄道にも乗りたかったが、、、 ま、また今度と言うことで。
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