3ヶ国でキコキコキコ PGJとPGKの自転車生活
多くの日本の中年のおじさんたち同様、PGJも子供の時代から自転車は普通にあり、それで通学したものです。
多段式変速装置の付いた自転車は中学に入ってから、
高校では電動ギヤチェンジ式のミニサイクルというレアなものに乗っておりました。
どちらも写真は無いけれど。
PGJの高校時代は暴走族の最盛期。 まともな高校ではオートバイは免許を持つことすら禁じていたもので、男子の興味は自然と自転車へ。
暮らしぶりの良い同級生はブリジストンのロードマンや、さらに上の丸石のロードタイプに乗っていたもの
でした。
しかし校則アルバイト禁止ではお年玉しか大金の入手経路は無く、そんな予算状況ではまともなスポーツ車は買えませんでしたねぇ。
大学に入学してからエンジン付き生活となり、次に自転車を手にしたのはOZ(デンマーク王国)長期出張になった時で、高校時代から約10年たっておりまし
た。
OZはパンケーキカントリーと呼ばれるほどマッタイラな国、おかげで週末
にマウンテンバイクで100Kmなんていう距離を素人でもこなすことが出来ました。
OZは鉄道路線が非常に発達していた国でしたが、ご他聞にもれず鉄道斜陽化。 廃線後がサイクリングロードになっています。
このOZで乗っていたのが我が人生で初めて入手したスポーツ車(24段変速だ。PGJにとっては超スポーツだね)
BV(中華民国)製(当時はMade in Taiwan ではなくMaide in Republic of
Chinaと記載してありました)クロムモリブデン鋼のフレームのマウンテンバイクで、それまで重いハイテンしか知らなかったPGJには異常に軽い自転車
でありました。
当時デンマークの片田舎ではまだ誰もマウンテンバイクなどは乗っておらず、やたらと目立ちまして、「週末は100Km先へサイクリングした」と宣言しなく
ても「あんなとこまで自転車で。。きちがいだな」とあっさりデンマーク人の同僚にPGJの週末の行き先は割れているという。。hi
OZでは公共交通機関に自転車を持ち込むことは普通のこと。 DSBの車
輌に自転車スペースが設けられているくらいですから、それを使うと行動半径は伸びる伸びる。
ただし旅客用鉄道駅まで50Kmもある田舎町にいたので、そう頻繁に載せる機会は無かったかな。
このマウンテンバイクは日本へ船便で送り、大井税関で自分で通関手続きをして、5年ほど通勤につかいました。
スポークを張り替えたり、スプロケットを交換したり色々しましたよ。
OZ土産のマウンテンバイクでXYLとお散歩したくて購入したのが丸石の純国産婦人用ミキストランド
ナー。
これにまたがるXYLはなかなか可憐でありました。 当時の一か月分の安給料がぶっ飛んだ。
昨今の30代の証券屋さんが1カ月分の給料で1000ccのスポーツバイクを買うのと比べるとささやかなモンです。hi
購入後約20年。 一度も分解整備をしていないので、このたび大修理。
「20年前の自転車なんだけどオーバーホールしてくれる?」と近所のスポーツ自転車店へ持っていったら
「へー、これ純日本製ですね。懐かしい 何とかしてみましょう」
そう、今10万円台以下で店頭に並んでいるのは皆BVかBY製ですものねぇ。
ブレーキワイヤー、変速ワイヤー、クランク、ステアリング、リアスプロケット分解整備で手間賃30,000円也
高いのか安いのかわからん。
<<サドルを新品に換えてできあがり。
ただし「ブレーキシューが合うのがありませんでした。 これが磨耗しきったら、キャリパーごと交換です。」 だそうで。。。
あとはせっせとピカールで磨きだしましたよ。
こちらはZLネーピアに居たY2Kに近所の自転車屋で通勤用に買ったニュージーランドブランドAVANTIの台湾製。 組み立て工場はZLだった。
ニュージーランド人の所得水準が良くなったとはいえ、他の先進国一流メーカー製の自転車は彼らには高くて売れていませんでしたのでAvantiはZLでの
ブランド品でした。
もっとも、ZLでは別に軽くなくてもいいんです。 基本的にKiwi達は馬鹿力でタフですから。
日本人はいくら鍛えても非力ですから、アルミだカーボンだと軽量化しないといけませんけどね。 こんなタフな連中と戦争して勝てるわけが無い。。。。
通勤自転車ではありますが、通勤道路と言っても普通のオープンロード。 制限速度は100Km/hです。 たしかに十分な路側帯があるとはいえ後方からフ
ルトレーラーが轟音立てて抜いていくんですから、なかなかスリリングでした。
反射素材のハイビジブルオレンジベストは欠かせません。 でも そこまでしても自転車通勤する同僚は少なくなかったですよ。
往復60Kmとか平気でいたなぁ。。
このAvantiは引越しコンテナに詰め込んで太平洋を縦断してJAに持ってきましたが、上等な自転車が並んでいるJA(日本国)では、、、あんまり冴え
ないなぁ。
身長175cm以上向きのフレームで、そもそもPGJには大きすぎる。 ということで、今度のバザーに出してしまおう。
バザーとフリーマーケットの違いは?
物を供出して売り上げが団体の運営資金になるのがバザー。
山手教会のバザーは、お金持ちの出すガラクタが庶民には御宝だと言われたのは昔語り
一方、自前の物を自分の小遣いに売るのがフリーマーケット。
さて、あまりに大きすぎるご近所チョイ乗りAVANTIを処分して、コンパクトなご近所用自転車を探
して見つけたのが不良在庫のDahon-Vitesse16速。
便利便利。 コペンの荷室にすっぽり入ってしまいます。
当然ジムニーやA3なら余裕。
詳しくはこちら
実家のガレージには、殆ど未使用の日本人サイズArayaのマウンテンバイクが眠っているはず。。。。 1990年頃のアラヤのマウンテンバイク。 こ
れも純国産でしょう。
最近の「変速装置以外は中国大陸製の2万円ジャンピングバイク」ではありません。 Y2K以降の流行のように「カーボンorアルミフレーム、前後サスペン
ション付」でもありません。
おかげで今でもお散歩仕様に違和感無く流用できるはず。
林道バードウォッチング用に購入したので殆ど無傷
次から次と修理がかなわん。
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条件 (c)ZL2PGJ/7L2PGJ 1989、2008