美味いぞネスレ食品博物館

HB9(スイス連邦)のレマン湖畔の町に出張に出かけたので、食品技術者として是非いって見たい博物館であるアリメンタリウム (ネスレ食品博物館)へ行ってきました。
場所; Quai Perdonnet - Case postale 13, CH-1800 Vevey, Switzerland

日本ではインスタントコーヒーで有名なネスレ の旧本社ビルを利用したと言うこの建物は、中はすっかりリノベートされておりまして、こじんまりとした良い博物館です。
レマン湖畔に建つこの建物前には不思議なものが2つ。

巨大フォーク
巨大なフォークが湖面に刺さっておりまして。。。
確かに、ここの魚は美味いのです。 あちこちのレストランで3食も食べてしまった。
そしてかの高名なる喜劇役者チャプリン氏像。 彼の隠居所もこの近所でした。
しかし、ダブダブでずりおとしたズボンのチャーリーの股の位置とPGJの股のが
同じというのは、実に人種の違いを思い知らされますなぁ。。。

チャップリン氏とPGJ 



 これが博物館の正面です。   

 
ベジガーデンには、踏み込むな、持ってくな、食うな との表示がhi


    
   そして前庭には素敵なガーデニング。。には違いないが
        ベジガーデン。 さすが食品博物館。


ニュージーランドからマトンを運んだ離党線 
左は超初期の冷凍貨物船でZLから欧州へ羊肉を運んでいた船のカットモデルです。 同じような展示をZL南島の旧リッチモンドミートの博物館で見ましたの で、これが世界初の冷凍船だと思ってよいでしょう。 なんと1876年です。

このように、食品安全を保証し輸送する技術の歴史の説明もあります。

もっと詳しい資料をRichmondを継いだ会社から探そうと思いましたが探せませんでした。 なにしろ、ZLの乳肉業界の合併の繰り返しはJA(日本 国)における銀行の合併の繰り返しと同じで、もう何がなんだかさかのぼれない。 

アンモニア冷凍装置積載船



農耕の歴史、農業製品の通商の歴史などもありまして。 

カカオ豆
これカカオ豆。 こんなに大きいって知ってました?
これがキットカットになるんですなぁ。 

左は1930年代の粘度計。

今でも食品の粘度を計測するのは厄介なものですが、この機械でいったいどれくらいの精度が出たんでしょうねぇ。


右は第二次世界大戦中のネスカフェ。
サンダース軍曹が「おいコーヒーくれ」と言ってもらっていたのは、これだったのか もね。


この他にも「やせろデブ」と言いたいのが良く分かるコーナーありまして。

 

  ねずみのようにこの車の中を走らされまして。
  
    「この1分でお前は43W発生させた。
      1Kgやせるには、今の調子であと601Km、221時間歩け。」
  と、ありがたーいご託宣を頂けます。。。。

 
   
そして、けっこう真剣な展示がサルモネラ食中毒。 3Dシアターでばっちりサルモネラの恐怖を見せてくれます。
これを見たら生卵は食べなくなるね



さて肝心のお食事

 

キッチン
こんなキッチンの展示の正面で実際のカフェキッチンが展示されております

サラダ
まずサラダ。 なぜかいきなりクッキーがつく。


メインはお魚
レマン湖は魚が美味しい。


デザート。 
がっついて半分食べてから写真を撮ったのでアイスクリームの写真は無い。。


これで12スイスフランですから約1000円 安い!
で、美味しいんですよ。 
ネスレの高級レストラン用加工食材を使っているから美味いんでしょうね。
ランチはお昼のみで、そのほかの時間はお茶とチョコバー程度しかありませんのでご用心。

展示もランチも実に楽しかったアリメンタリウム。 ローザンヌに行く機会があったら寄ってみてください。


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ZL2PGJ/7L2PGJ鶴田

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