Suzuki GIXXER SF250 (2022年式)

スズキ ジクサーSF250

なぜ主力機を入れ替えたか?
体力が衰えてきて装備重量230kgのVストロームを支えられなくなってきた(自宅でタチゴケ2回)ことと、当初、XYLにグロムに乗ってもらって二台でツーリングと思っていたのがXYLも健康上の理由でXLR80Rにしか乗れなくなり。
昨今の猛暑で出かけるならオープンで行くし。。。
という訳。 あれだけコストと時間を掛けたバイクを退役させるのはもったいないですが、こちらも残された乗って遊べる年数が限られておりまして。 

となると早朝に箱根を走るだけに特化した軽量単気筒はないか? 

これがどちらも最新モデル(2024)は色がくすんでいて、実に悲しい。 オートバイは明るい色でなくちゃ! 思えば乗ってきたバイクで黒いのはベンリーだけだ。

仕方なく2年落ち中古のSF250を買いました。 とはいえ走行2年でたったの2300kmのシロモノですよ。 
原付きではあるまいし2300kmってPGJには新車導入時の半月の走行距離ですなぁ。  
そんな走行距離で売ってしまうならレンタルバイクのほうが良いのにねぇ。 いじるのが楽しかったという形跡も見られず。。 21世紀は単車乗りは、そんななの?

とりあえず、箱根で試してみました。
Vストロームより運転は難しいです。 Vストロームは車載工具などを満載したケースを付けたままだし、リアはラジアルタイヤだしで、乗り手の重心移動が多少悪くても車体の重さで乗り手のヘタを吸収してアクセルを開ければグイグイ曲がってくれます。 
一方、SF250は50kg以上軽いので、荷重移動とアクセルタイミングをいい加減にすると、いきなり思ったラインでないところを走ります。 「おぉこれは真面目に慎重に走らんと」と思わせてくれます。 つまりボケ老人にでもならない限り、「車体性能任せで本人の限界を超えたところ」に行きにくなります。 アウディクワトロ系から松田のロドスタに乗り換えたのと同じ理由。 
爺さんが「若いものに負けない」のは経験値だけなのよ。  「畳の上では死なん」とか粋がっている爺さんたち。 この島国で五躰不自由で生き残るのは悲惨よ。  

恒例。 PGJ/PGK二人が過去に乗ってきた250ccと較べてみましょう。

車種
(型式)
年式

Honda
CT250
シルクロード

(L250S)
1981

Yamaha
SRX250F
(51Y)

1984

Suzuki
V-Strom250
(8BK-DS12E)

2023

 Suzuki
SF250
(2BK-ED22B)
2022

車体重量

131kg

123kg

191kg

 158kg

原動機出力

14.7kW
(20ps)

23.5kW
(32ps)

18kW
(24ps)

 19kW
(26ps)

Power Weight Ratio
出力1.0kW当たりの
(装備重量
+人間1)

小さいほど高性能

(141+50)/14.7

13.0kg/kW
(140+50)/23.5
=
8.0kg/kW

(191+75)/18
14.8kg/kW

(158+75)/19
=
12.2kg/kW 

こう比べてみるとSRXに乗っていた頃より乗り手がデブになったので、いくら軽量バイクに乗ってもPW比をVストロームと比較しても大幅な改善ではないですね。
とはいえ、さすがSRX250Fの8.0kg/kWはDOHCだけあります。
デブの爺さんが今、SRX250Fくらいの感覚を楽しもうと思ったらヤマハのR3くらいにしないと駄目みたい。 30数年前に青切符をもらったのがSRXに乗っていた際なので、SF250くらいが無難かもしれん。
ちなみにヤマハ R3 169kg 31kW これも現行モデルはくすんだ色ばかりで買う気がしないし、 2025モデルのヘッドライトのカットの悪さはどうにかならんのか? 80年代のシルビアではあるまいし。 試しにヤマハ、ホンダの中小排気量と比べてみましょう。

 車種
(型式)
年式
 Suzuki
SF250
(2BK-ED22B)
2022
 Yamaha
YZF-R25
(8BK-RG75J)
2023
Yamaha
YZF-R3
(8BL-RH21J)
2023
Honda
CBR250RR
(8BK-MC51)
2023
 車体重量  158kg 169kg  169kg 168kg 
 原動機出力  19kW
(26ps)
 26kW
(35ps)
31kW
(42ps)
 31kW
(42ps)
 

Power Weight Ratio
出力1.0kW当たりの
(装備重量
+人間1)

小さいほど高性能

 (158+75)/19
=
12.2kg/kW
(169+75)/26

 9.4kg/kW
(169+75)/31

7.9kg/kW
 (168+75)/31

7.8kg/kW

ヤマハの軽量ロングセラーはさておき、スズキ同士でPower Weight Ratioだけみると架装状態のVストロームは17kg/kWもあり、SF250はそれに比較して3割ほど高性能化しているわけで「爺さん大丈夫か?」と思われますが。。。
Vストロームの「アホでも曲がれる」操縦安定性の高さはSF250には無いので。 

たぶん法定速度のワインディングで私の運転で区間速度を測ってみても2台共変わらんでしょう。 Vストロームは重い分タイヤの端まで使ってステップ擦って曲がっていましたがSF250はそこまでしなくても曲がります。 ただし、SF250は運転手が下手だとまるで曲がらない。 「相変わらず下手だな」を実感できます。 

これ大事。 ヘタを自覚しないと死ぬよ。 PGJの運転の調子には出来不出来のムラがあるのよ。

さて、SF250はPGJにとって2つの初があります。

このオートバイの気に入ったところ

このオートバイの「う〜む」なところ


付けた部品と装備と


普段だと新車受領後は配線工事で「あちこち外して」なのですが、
今回はドライブレコーダとETCが付いている中古だったので勢い削がれて、
それでも
ダブルホーン 

あの音はあんまり なので、例のごとくPIAA

記事はこちら
スクリーン

記事は上のリンク
ブサイクだが、選択肢がない。
ドライブレコーダ 

中古車に付いていた。
ETC2.0 

これも中古車に付いていた。
補助灯

PIAAの二輪用の中型を買ってありますが付ける場所がきまらない

追加反射素材
 
例の如くの黒い反射材 正面から光が当たらなければ右のような感じ
3M 黒い反射材でググると出てきます

以上は、昨今の怪我したくない余人を持って代えがたい大人がオートバイを買うと普通に発生する追加部品コストで、あらたに購入しなくて良いのは整備用の専用工具(たぶんフックレンチ)だけです。 
他の工具はある! 車載工具はグロムのものをタンクバッグごと使いまわし。。。

軽便性を活かして二輪で迅速に荷物を運びたいときがあるのでVストロームツアーバッグ一式も使いまわし。 

ツアーバッグ GIVIのTRK34 

車載工具や出先での買い物格納にパニアケースはあると便利
重量 5.1kg 

Vストロームとの使い回し
ステーメーカーおすすめはE22ですが、今あるものを使いまわします。

TRK34などGIVI関係の記事はこちら
ツアーバッグのステー

GIVIモノキー用の社外ステーです。
https://www.motoco.co.jp/pages/204/
重量は測りそこねました。 たぶん3kg前後でしょう。
取り付け記事はこちら

というわけで、現状のコストは以下の通り

要素  小計
車体+ETC+諸費用:  49万
追加部品(作業は自分で): 8万
人間の装備ウェア:   なし
XYLの装備ウェア:  なし
任意保険(盗難込み):       8万
 合計  65万
未明に出かける朝練用なのでうるさいマフラーは付ける予定はなし。 未明のワインディングに暗いようだったらVストロームのようにバイク側のハイビームを切ってドライビングx2を純正すれ違い灯の上につけるようかな?


ブログのSF250の記事一覧 今までのバイク歴 PGJ趣味一覧 ホームに戻る 使用条件

 (c)ZL2PGJ/7L2PGJ 2024