スズキ ジクサーSF250
なぜ主力機を入れ替えたか?
体力が衰えてきて装備重量230kgのVストロームを支えられなくなってきた(自宅でタチゴケ2回)ことと、当初、XYLにグロムに乗ってもらって二台でツーリングと思っていたのがXYLも健康上の理由でXLR80Rにしか乗れなくなり。
昨今の猛暑で出かけるならオープンで行くし。。。
という訳。 あれだけコストと時間を掛けたバイクを退役させるのはもったいないですが、こちらも残された乗って遊べる年数が限られておりまして。
となると早朝に箱根を走るだけに特化した軽量単気筒はないか?
これがどちらも最新モデル(2024)は色がくすんでいて、実に悲しい。 オートバイは明るい色でなくちゃ! 思えば乗ってきたバイクで黒いのはベンリーだけだ。
仕方なく2年落ち中古のSF250を買いました。 とはいえ走行2年でたったの2300kmのシロモノですよ。
原付きではあるまいし2300kmってPGJには新車導入時の半月の走行距離ですなぁ。
そんな走行距離で売ってしまうならレンタルバイクのほうが良いのにねぇ。 いじるのが楽しかったという形跡も見られず。。 21世紀は単車乗りは、そんななの?
とりあえず、箱根で試してみました。
Vストロームより運転は難しいです。 Vストロームは車載工具などを満載したケースを付けたままだし、リアはラジアルタイヤだしで、乗り手の重心移動が多少悪くても車体の重さで乗り手のヘタを吸収してアクセルを開ければグイグイ曲がってくれます。
一方、SF250は50kg以上軽いので、荷重移動とアクセルタイミングをいい加減にすると、いきなり思ったラインでないところを走ります。 「おぉこれは真面目に慎重に走らんと」と思わせてくれます。 つまりボケ老人にでもならない限り、「車体性能任せで本人の限界を超えたところ」に行きにくなります。 アウディクワトロ系から松田のロドスタに乗り換えたのと同じ理由。
爺さんが「若いものに負けない」のは経験値だけなのよ。 「畳の上では死なん」とか粋がっている爺さんたち。 この島国で五躰不自由で生き残るのは悲惨よ。
恒例。 PGJ/PGK二人が過去に乗ってきた250ccと較べてみましょう。
車種 |
Honda |
Yamaha SRX250F (51Y) 1984 |
Suzuki |
Suzuki SF250 (2BK-ED22B) 2022 |
車体重量 |
131kg |
123kg | 191kg |
158kg |
原動機出力 |
14.7kW |
23.5kW (32ps) |
18kW |
19kW (26ps) |
Power Weight Ratio 小さいほど高性能 |
(141+50)/14.7 = 13.0kg/kW |
(140+50)/23.5 = 8.0kg/kW |
(191+75)/18 |
(158+75)/19 = 12.2kg/kW |
こう比べてみるとSRXに乗っていた頃より乗り手がデブになったので、いくら軽量バイクに乗ってもPW比をVストロームと比較しても大幅な改善ではないですね。
とはいえ、さすがSRX250Fの8.0kg/kWはDOHCだけあります。
デブの爺さんが今、SRX250Fくらいの感覚を楽しもうと思ったらヤマハのR3くらいにしないと駄目みたい。 30数年前に青切符をもらったのがSRXに乗っていた際なので、SF250くらいが無難かもしれん。
ちなみにヤマハ R3 169kg 31kW これも現行モデルはくすんだ色ばかりで買う気がしないし、 2025モデルのヘッドライトのカットの悪さはどうにかならんのか? 80年代のシルビアではあるまいし。 試しにヤマハ、ホンダの中小排気量と比べてみましょう。
車種 (型式) 年式 |
Suzuki SF250 (2BK-ED22B) 2022 |
Yamaha YZF-R25 (8BK-RG75J) 2023 |
Yamaha YZF-R3 (8BL-RH21J) 2023 |
Honda CBR250RR (8BK-MC51) 2023 |
車体重量 | 158kg | 169kg | 169kg | 168kg |
原動機出力 | 19kW (26ps) |
26kW (35ps) |
31kW (42ps) |
31kW (42ps) |
Power Weight Ratio 小さいほど高性能 |
(158+75)/19 = 12.2kg/kW |
(169+75)/26 = 9.4kg/kW |
(169+75)/31 = 7.9kg/kW |
(168+75)/31 = 7.8kg/kW |
ヤマハの軽量ロングセラーはさておき、スズキ同士でPower Weight Ratioだけみると架装状態のVストロームは17kg/kWもあり、SF250はそれに比較して3割ほど高性能化しているわけで「爺さん大丈夫か?」と思われますが。。。
Vストロームの「アホでも曲がれる」操縦安定性の高さはSF250には無いので。
たぶん法定速度のワインディングで私の運転で区間速度を測ってみても2台共変わらんでしょう。 Vストロームは重い分タイヤの端まで使ってステップ擦って曲がっていましたがSF250はそこまでしなくても曲がります。 ただし、SF250は運転手が下手だとまるで曲がらない。 「相変わらず下手だな」を実感できます。
これ大事。 ヘタを自覚しないと死ぬよ。 PGJの運転の調子には出来不出来のムラがあるのよ。
さて、SF250はPGJにとって2つの初があります。
ヘッドライトの配光がよい。 明るさは5灯式のVストロームと比べたら 、それは比較になりませんが。 配光はよいです。 幅広く前を照らしてくれます。 バンクしてコーナーの先が見えるようにするにはハイビーム連動の上向きドライビングランプの追加が必要です。
短足でも両足が地面に付く(身長160cm、股下は聞くな。)
マニュアルトランスミッションである。 タコメーターとにらめっこというのは我が家の家風でありますhi
箱根で走っていてリーンウィズでステップを擦らずに、タイヤの端まで使わなくてもコーナーを抜けられる。
パワーが過大でない。
トラクションコントロール付きでアクセル一つでスッ飛んで行ける楽なハイパワーバイクは雑な運転になりがちです、下手が雑な運転をすると事故の原因になります。 「余人を持って代えがたし」な人は怪我をしないほうがよろしい。
カウル内のスペースがある
各種電気工事をするので配線スペースが有るのはありがたいです ただし外すのが一騒動。
航続距離が長い。 日帰り700kmのツーリングするバイクではないけれど、出かけるたびに開いているスタンドへ寄らんといかん という心配がない。 1回の給油で箱根朝練3回は余裕。
ツアーバッグが付けやすい
Vストロームに付けているパニアケースが付きます。 ただしステーがものすごく高い。
在庫がある
カタログみて衝動買いして飽きて売ってしまう人が多いらしく低走行車中古がザクザク出てくる。
安い!
新車で50万って すごいよなぁ。 おさむ 偉い。
色が華やかなのはよいですね。
風景が見えない。 スポーツ系なので前傾なのは当たり前ですが、風景見えないですねぇ。
普段だと新車受領後は配線工事で「あちこち外して」なのですが、 今回はドライブレコーダとETCが付いている中古だったので勢い削がれて、 それでも |
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ダブルホーン あの音はあんまり なので、例のごとくPIAA 記事はこちら |
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スクリーン 記事は上のリンク ブサイクだが、選択肢がない。 |
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ドライブレコーダ 中古車に付いていた。 |
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ETC2.0 これも中古車に付いていた。 |
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補助灯 PIAAの二輪用の中型を買ってありますが付ける場所がきまらない |
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追加反射素材 例の如くの黒い反射材 正面から光が当たらなければ右のような感じ 3M 黒い反射材でググると出てきます |
以上は、昨今の怪我したくない余人を持って代えがたい大人がオートバイを買うと普通に発生する追加部品コストで、あらたに購入しなくて良いのは整備用の専用工具(たぶんフックレンチ)だけです。
他の工具はある! 車載工具はグロムのものをタンクバッグごと使いまわし。。。
軽便性を活かして二輪で迅速に荷物を運びたいときがあるのでVストロームツアーバッグ一式も使いまわし。
ツアーバッグ GIVIのTRK34 車載工具や出先での買い物格納にパニアケースはあると便利 重量 5.1kg Vストロームとの使い回し ステーメーカーおすすめはE22ですが、今あるものを使いまわします。 TRK34などGIVI関係の記事はこちら |
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ツアーバッグのステー GIVIモノキー用の社外ステーです。 https://www.motoco.co.jp/pages/204/ 重量は測りそこねました。 たぶん3kg前後でしょう。 取り付け記事はこちら |
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というわけで、現状のコストは以下の通り
要素 | 小計 |
車体+ETC+諸費用: | 49万 |
追加部品(作業は自分で): | 8万 |
人間の装備ウェア: | なし |
XYLの装備ウェア: | なし |
任意保険(盗難込み): | 8万 |
合計 | 65万 |
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