Honda GROM125 (JC92) 2023

ホンダ・グロム125

XYLXLR80RをレストアしてからXYLはXLR、PGJはVストローム250で2台でツーリングに出かけるのですが、何しろXYLが転ぶ。 怪我はしないけど転ぶ。 XLRはそういうバイクですから良いのですが、流石に80年代のバイクは修理部品がないので、これ以上壊れると修理できない。 それにブレーキはドラムだし、ヘッドライトは暗いし。
そこで、「ABSの付いているなるべく小さいのを」で併せて「部品サプライがある現行モデル」という観点で選んでみるとハンターカブ、カブ125、GROMくらいでした。 ヤマハのYZF125は足がつかないし、川崎のZ125はABSが付いていない。
カブ系は遠心クラッチで「BW'sで、よろけてアクセル開けて突っ走ってしまった」経験のあるXYLには向かないし、そもそも「ニーグリップできないバイクは恐ろしい」とXYLも言うので、選択肢はGROM一択でした。 

これをこれを小型二輪2台でやりたいのも動機の一つ。

「もう歳だから重たいバイクのメンテしたくない」という古馴染みのバイク屋さんが「グロムならやるよ」というので注文。 「もしもし? あのさぁ。 赤いやつ。」 で注文完了。
注文して2ヶ月しないで来たかな?
PGJ:「降誕祭おめでとう はい贈り物はこれです!」  XYL:「阿呆。。。」

では恒例。 我が家で乗ってきた小型二輪のいくつかと比較してみましょう。

車種
(型式)
年式

Honda
XL125K2
(L125)
1975

YSR80
(2GX)
1986

Honda
XLR80R
(HD10)
1987

Honda
GROM125
(JC92)
2023

車体重量

108kg

76kg

77kg

103kg

原動機出力

9.6kW
(13ps)

6.5kW
(8.8ps)

5.0kW
(6.8ps)

7.4kW
(10ps)

Power Weight
Ratio
出力1.0kW当たりの
(装備重量
+人間1)

小さいほど高性能

(118+50)/9.6
= 17.5kg/kW

(84+50)/6.5
= 20.6kg/kW

(85+45)/5.0
26.0kg/kW

(110+45)/7.4
= 20.9kg/kW
(XYL)


(110+75)/7.4
= 25.0kg/kW
(PGJ)

さすが電子燃料噴射の125ccです。 7.4kW出して、更にカブ並みの燃費。 XL125K2はリッター30kmであの出力だから、あれは立派だった。  
騒音規制も排ガス規制もゆるい1970年代製だったから。

最初の500kmは要慣らしなので4500rpm以下で走っていました。 パワーの無いこと。。。 これが慣らしを終えて5,500-6,500rpmと上げていくと、それなりにパワー感が出てきます。 楽しい。

このオートバイの気に入ったところ

このオートバイの「う〜む」なところ


付けた部品と装備と

エンジンガードバンパ

足つきは悪くないし、軽い車体なのでバンパは不要なのですが補助灯を付ける場所に困るのでステーとして利用。
キジマ製です。 エンジンジャッキがないと取り付けできませんよ。

 
選んだ理由はパイプの前縁が他社製に比べて一番フロント側に出るから。 補助灯を付けるうえで大事な要素。
二輪自動車等の灯火器及び反射器並びに指示装置の取付装置の技術基準  
「前部霧灯の照明部は、前部霧灯の中心を通り自動車の進行方向に 直交する水平線を含む、水平面より上方5°の平面及び下方5°の平面並びに前部霧灯の中心を含む、自動車の進行方向に平行な鉛直面より前部霧灯の内側方向 10°の平面及び前部霧灯の外側方向 45°の平面により囲まれる範囲においてすべての位置から見通すことができるように取り付けられていること。


を満たすにはある程度車体から張り出していないと内側10°を確保できないのです。 



フォグランプ

PIAAのフォグランプが余っていたのでヘッドライトの照度不足を補うためと複数灯火による被視認性向上(対向車から見落とされにくくなる)の為に装備。 
照射パターンの良い(対向車を眩惑せず自車が見やすい)ランプを選ぼうとすると、ある程度リフレクタの大きいものが佳いです。
はじめは右側だけに付けていましたが、結局左右に付けました。 PIAAのバイク用で最大のもの。
 取り付けの際の詳細はこちら


ホーン

あの情けない音はありえないし、「警笛鳴らせ」な山の農道を走っていて不安なので、ダブルホーンをつけようかと思いましたが。
狭くて付かない! バンパーにつければ2つとも付くのですが、、、
とりあえずミツバHOS-02Bの高音だけ付けました。 それでも純正より遥かにマシ。

紆余曲折を経てミツバの700Hzダブルホーンに落ち着きました。
 装着記事はこちら


ドライブレコーダ 

定番のデイトナのモノ。純正セキュリティを付けてもらって納車されたので、ACC配線の取り出しが大変でした。

取り付け記事はこちらを参照してください


リヤサスペンションとフロントフォーク補強

   
XYLのバイクなので、足付き性を向上させようと全長が短くなるタケガワのサスペンションに替えました。 
全長5mm短縮するのでスイングアーム後端のリアアクスル直下(リアタイヤ接地位置)で1cm以上は低くなっていると思われます。
フロンフォフォーク補強は選択肢がない これ。
装着記事はこちら


ウインドシールド
 これまた定番 デイトナ



バックミラーステー

後ろが見えない! ので付けました。





スマートフォンホルダ

デイトナの定番
当初はスクリーンにつけていましたが、今はハンドルバーに移設 
このデイトナのQi給電はロットごとに性能差がありすぎて結構迷惑 博打モードです 森町じゃなぁ と云う気もする



車体バッテリ充電コネクタ

こんな感じ


エアバッグ用フック

我が家の定番 



シフトペダルリンク

 
記事はこちら


左ハンドルスイッチ


ホーンとウインカースイッチを押し間違えるので社外品に交換
配線には、てこづりました
交換記事はこちら



ブレーキレバーとクラッチレバー


クラッチレバーはZETAのZE42−4115  ブレーキレバーはホンダ純正のVFかなんかの使い回し


追加ブレーキランプ(補助制動灯) 

思案中

追加反射素材


例の如くの黒い反射材とサイドのオレンジの反射材。


トップケース
 
Vストロームと共用ですべてトップケースとして使用します。 GIVIのTRK52(左写真のVストロームのトップケース) システムヘルメット2個入ります。

WL901-19004 リアボックス モノキー 29-34L
 やや小ぶりでヘルメッット1個入ります。 車載工具入れました。
 すべてのGIVIバックは1つの鍵で開けられます。


中空アクスルシャフト
ゼロポイント https://peo.nara.jp/product/index.html
これ、ふるさと納税でも貰えます

というわけで、現状(2024/11)のコストは以下の通り

要素  小計
車体+諸費用:  42万
追加部品(作業は自分で)  32万
人間の装備ウェア:   追加なし
XYLの装備ウェア:  追加なし
任意保険(盗難込み):       5万
 合計 69万

「125なら 安いから」と思うのはおやめなさい。 
なまじ車体もパーツも安いので、ついつい気軽に買って、「パーツだけで車体超え」、「総額でBMW買える」 なんていうカブ主、GROM主が多いのよ。


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