グロム ウインカスイッチ交換

最近のホンダ車で年寄りに評判が悪いのがウインカスイッチの位置。 従来の二輪車の殆どが左のハンドルスイッチ上からヘッドライトのハイ/ロー、方向指示器、ホーン。 なのですが、これがホーンが真ん中にある。 方向指示器(ウインカ)を付けようとするとホーンを鳴らすという事が起きます。

上の写真の左端の灰色のボタンがホーンボタン。 その下が方向指示器ボタン。

方向指示器を使うのは交差点が多く、そういう状況でホーンを鳴らすと無用な軋轢が生まれます。
と云うわけで、旧型の汎用品に付け替えました。 ただしポン付けというわけには参りませんでした。

上が純正 下がデイトナ

デイトナ ユニバーサル集合スイッチ2 左側用 96876

グロムのスイッチから出ている電線は12本。 汎用品から出ている電線は8本。 5本の違いは配線を工夫して付けなくてはなりません。 この違いは
車幅灯3本、クラッチセンサ2本で成り立っております。 クラッチセンサは簡単なのですが。。。

フロント方向指示器内にダブル電球が使われていて直進時にはポジション灯、方向指示時にはウインカフィラメントが点いて、ポジション灯フィラメントが消える仕組みになっております。 そのポジション灯のオンオフがハンドルスイッチの中にあるという。。。

悩んでいるところ

ここまでで端子と各線の導通をテスタで見たり、動作確認したりで6時間。

テスターで探った結果 (間違ってたらごめん)

手持ち在庫にエーモンの5極リレーがあったのでウインカリレーに電気が流れる際に、その電流で5極リレーを動作させてポジション灯を消す回路を思いつきました。 ざっと組んで、動作させると右を点けると左も暗く点滅。 どっかで暗電流か? キルヒホッフにやられているか? なので、その日は日没とともに終了。 エーモン コンパクトリレー 5極 DC12V車専用 3234

翌日ダイオードを買ってきました。 エーモン 整流ダイオード 6A 1556 これをポジション灯配線に入れて。 はい正常動作しました。
フロント方向指示灯電球の代わりにリレーを噛ませた回路なので、回路の抵抗値が増えたと思われウインカの点滅回数が毎分100回になりました。 上限は120回/分までなので一応合格。

複線図は以下。 今回使った製品での電線の色です。 他社の用品では違うと思います。

上図の黒い点は圧着接続したところ

防水圧着端子はモノタロウで揃います 

次はスイッチをハンドルへ。 デイトナのスイッチは裏側に廻り止めのポッチが出ています。 そのポッチに白ペンキをつけて位置決めをします。 ハンドルバーに写った白い点にドリルで穴を開けて

穴の右の白いのは失敗して付けたペンキ

穴には錆止めの塗料を塗ります。

完了
ポジション灯 普通通りに点灯しました。

純正同様に方向指示器を動作させるとウインカフィラメントが光り、ポジションフィラメントは消えます。

今回の作業はツールキャビネットの中からよく使う工具を工具箱に移したことと、工具箱を一つ増やして電気用とその他作業用に分けたことで、作業性が大変よくなりました。 

このキャビネットの1.5段が空きました

もっと早くしておけばよかった。 KTCは年末になると色々ふるさと納税で出してくるので佳いです。
あと、最近本邦でも多く使われだしたEN388規格対応の作業グローブもとても具合が良かったです。 ナイフで電線被膜を切ったりするときに不安なく作業できるのはとても良かったです。これももっと早く買っておけばよかった。
https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/p/d/b00016388

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