トップケース導入

Vストローム250にトップケースを導入しました。 TRK52 52リッター。 

配送箱からして十分大きい hi

24インチのMuddy Foxも始末しないとなぁ

XJRに付けていたのが40リッターだからかなり大きめです。 XYLと2台で出かける際にヘルメット二人分を収納したい。 ただそれだけ用。 小型のクーラーボックスも収納可能です。

まさに これ用
SHOEIのNEOTEC IIが2つはいります LとS

いくら250ccのくせに無駄にデカいVストロームとはいえ、52リッターは見た目のバランスがまるで書類箱をつけた50ccのホンダカブ状態。 という訳で常時付けっぱなし というわけにはいかんでしょう。

サイドバッグ(パニアケース)と同じGIVIの製品です。 モノキーシリーズなので別売のキーシリンダーセット(3個入りか5個入り)を購入すると、鍵一つで全てのケースのロックの開閉、バッグの脱着が可能です。 言うまでもなく(「キー(key)=鍵」、「ロック(lock)=錠」)

直接デイトナから同時セットで買うと共通のキーで開くようにして出荷してくれるらしいですが、単品でパラパラ買うとアクセサリとして販売しているキー+キーシリンダ3個セット5個セットを別途購入して交換することになります。 作業は超絶簡単なので詳細は省略。 ピンセット、プラスドライバ、シリングリスがあればOK。

この作業で要らなくなるのがバラバラのキーパターンの元々付いていた鍵と錠のセット。 欲しい人がいたらあげます。 「GIVIのモノキーシリーズのキーを紛失してスペアしか無い」と言う人向けですね。 

あげます

ツアーバッグVストローム250用は左右パニアケースには専用フレームが出ていいます。

一方、トップケース用ベースは輸入代理店からは対応品として出荷されていません。

という訳で、逆引きで、サイドのTRK33Nのシリーズのトップケースは何かな? でTRK52Nを特定し。 TRK52Nに使えるベースは何かな? でE251汎用ベースを特定しました。 さらにVストローム250にはこの汎用ベースはそのままでは付かないので、社外品のアタッチメントを利用します。

リアキャリアはボルト3本でフレームに止めてありますが、これを外して作業します。 つけたままでの作業は無理なので素直にソケットかT字レンチでボルトを抜きましょう。 位置決めは試行錯誤になるので、いきなり固定締結しないようにしましょう。

前後を間違えないように。フックが2つ出ている方が前側。

できあがり。

トップケースを載せたところ。

右のサイドバッグをトップケースにすることもできます。

TRKシリーズだと、サイドのTRK33をトップケースにすることもできます。 お出かけの都合に合わせてアレンジできます。

TRK33をつけたところ

さて、一部のVストローム250乗りに言われている「トップケースを付けるとハンドルがブレる」という症状ですが、箱根のワインディングでも東名高速100km/h区間(メーター読み110km/h)でも全く症状はありませんでした。 乗り手が平均より著しく痩せているとか太っているとかではないので、想像では以下の固有振動数の違いが出るのではないかと思います。

Aがガッチリしたフレームにトップケースが付いたところ、中学校の理科でやった人もいるでしょうが長い棒と短い棒、手のひらに立てていやすいのは長い棒(固有の振動数が低いから)ですね。 

Bはトップケースが付いていない状態のバイク。 バンクするとき、スッと傾けられるのは固有の振動数がトップケース付きに比べて高いから(棒が短いから)。

ステアリングフラッタ(ハンドルのブレ)を起こすのは多様な条件がありますが、一つは操舵系をフレームが揺らすことにあります。 

Cが剛性の低い取り付けのトップケースが複数の重心位置を発生させて揺れているところ。 

Dはサイドに剛性の低いパニアフレームを付けてバッグを付けた状態。 
グネグネだけど重心低いので車体の重心と大きな差が出ない為にステアリングを揺らさない状態。 車体の全てのもの(部品と構造)に固有の振動数があるわけで、物事は簡単には行きません。

これが革バッグだったりすると、バッグ自体が振動を吸収して別の挙動になるのではないかと思います。

とりあえず、ノウハウのあるメーカーの製品は「こんなところも考えているんだろうなぁ」です。 風洞実験もやってるんだろうね。 製品安全試験て素人が考えるより複雑怪奇なのよ。

さて、Aの状態は「振動数が低い=てこが長い」なのでグラッと来ると、慣性の法則とテコの法則で支えるのが大変。 XJR400Rのフルパニア時代も椿ラインで「どっこいしょどっこいしょ」言いながらコーナーを曲がっていましたが、Vストロームは止まっているときの重心がそもそも高いので、数キロとは言え追加重量が車体の前後回転軸から離れた上方につくと、取り回しが大変です。

という訳でいきなり立ちごけしました。hi なれない靴を履いていたのもありますが、あまりに想定通りにコケたので苦笑いです。

補助灯はソフトマウントなのでグチャッと逃げて無傷、バンパーにつけたバンパーガードが要交換でした。

欲をかいて、マグロや水産冷凍食品を買い込んでくるからです。 シコタマ入るのです。

「ヘルメットは持って歩く」と割り切ると左にパニアケースを付けたほうが固有周波数が上がって取り回ししやすいと思います。 XYLは「もう一個買えば?」 うーむ。。。

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