阿呆巻き

製造なり、販売なり、業として行うものに必須なのは正確な需要予測です。
どこかの小規模農家や六次化業者じゃあるまいし「とりあえず作った。買ってね。」では成り立つ和気清麻呂。
予算必達!とか言ってですね年度末に残業してまでドカンドカン作って、年度明けに大返品。何ていうことをしていた会社に以前勤めていたことがありましたが、正確な需要予測と計画的生産のない企業は潰れます。
じつはこれは日本の企業に蔓延している難病です。
予算ありき。
予算達成は企業人として当たり前ですが、「この予算が達成可能なものだろうか?」という評価なしに予算を組む馬鹿がこの国にはたくさんいます。
「こうありたい」と「こうなるはず」を混ぜて考えてしまってアメリカに戦争しかけたのも日本国民です。  達成不可能な夢物語を「予算」とは言いません。
製造負荷。
無理な製造は残業の増大、臨時原料倉庫や臨時製品倉庫、臨時の物流など、通常ルーチンで回すより遥かに高いコストが発生します。
つまり、売っても売っても「いつもより総合原価が高く利益は出ていない。」という状態になります。 売上高ばかりに目が行くお脳の悪いセールにありがちな傾向です。
販売しきれる数量を正確に推定し、そうなるようにキャンペーンや販売戦略を建て、原料在庫も製品在庫も予定通り年度末にはなくなっている。 これが西洋のまともな会社のやることですし、一番純利益が出る方法ですが、なかなか日本の会社ではできないようです。
で、あとは一般に皆様が知っている。
高校生バイトに押し付けたとか言うモラハラや、大量廃棄の食品廃棄物語ですね。
ろくでもない国ですなぁ。JA

売り切れないものは作らない仕入れない。
 当たり前の原則に戻りましょう。

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