スーパーに殺される2

XYLが近所のスーパーマーケットイトーヨカドーで冷凍蟹海老のコーナーを見ていたら、あららとけている。 
近くの店員を捕まえて「とけてるよ」と教えてあげましたとさ。
店員さんの返答が凄い
「時々霜取りで止まるんですよ。 大丈夫ですよ また凍りますから
冷凍食品は冷凍が維持されているからこそ長持ちする。 こういう温度が上がってしまった状態を業界では「コールドチェーンが切れている」と呼びます。
ショウケースが霜取りモードになると、いきなりとけてしまうというのは、そもそもその冷凍ショウケースの温度が-18℃を維持できていなかったとしか思えない。
そして、冷凍ショウケースが仮に再起動しても急速凍結は不可能だから、味も食感もボロボロになっているでしょうし、細菌数も増えているでしょうなぁ。
食品の温度を動かすとき、冷凍する際には極力早く。 解凍するときには、なるべくゆっくりというのが基本です。
大規模小売チェーンの生鮮が悪いのは、こういう食品科学の基礎教育がなされていないのも一つの原因なんでしょうねぇ。
これで「不味い」という苦情や「細菌数が多い」という苦情が来るとメーカーや納入業者に振るんだからタチが悪い。 
やれやれ

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