ADVAN NEOVA AD09

NDロドスタの夏タイヤが坊主なので交換しました。 地場産ヨコハマ護謨が今月出したばかりのネオヴァAD09(205/45 17)です。 新車時のS001、去年夏の2セット目のS007Aとブリヂストンでした。 S007AでNDロドスタにはハイグリップは向かないと思い知ったのですが、AD09が目新しくて、つい買ってしまいました。 馬鹿だねぇ。
https://www.y-yokohama.com/product/tire/advan_ad09/

横っ面の風景は普通のスポーツタイヤ リムガードはない

まぁ「使おう!地元の会社の製品」です。 
(とはいえ、神奈川県内の工場ではなく愛知の工場らしいですが)

ちなみにヨコハマタイヤ平塚工場は昔の海軍火薬廠の跡地でありまして、近代歴史遺産が「残っているらしい」です。 ちなみに現在はタイヤ以外に航空機の部品(タイヤではない)も「作っているらしい」。 以上伝聞。

NDロドスタの前からS001とS007Aばかり使ってきたので同時に乗り比べもしなくても、なんとなく差がわかりました。

下道ではウルサイ?

なにしろ溝の少ないパターンなので接地音はやかましいです(RFで屋根を閉めていても)。 ウルサイというのは走行音がツアータイヤに比べて大きいという当たり前のことではなく、以下のうなり音が気になるということです。
下道で舗装面によってはうなり音がします。 気にしだすと延々気になるタイプの音です。 ABSの無い頃に急制動でタイヤがロックし、段付き摩耗したときのような音に聞こえるから快適な音ではありません。「これが延々続くなら、次は無い!」です。 

そもそも空気圧が?

うなり音の原因は、NDロドスタの車輌との組み合わせ、タイヤの空気圧(現在240kPa)も影響していると思います。 そもそもS007Aを買ったタイヤ店の「このタイヤは純正とはロードインデックス変わってるから300kPaで空気入れときました。」を聞いて「それにしても高杉」と思って松田のディーラーで確認し「タイヤ屋が云うならそうじゃないですかね」も信用ならず。 

(田舎の業者の質が低いのは競争の無いせいで仕方がない) 

さすがにおかしいだろうと思ってS007Aは230-250kPaで通してしまったわけですが、今、改めてタイヤメーカーのロードインデックス別空気圧換算表をマジマジと見ていましたら。 
STDからXL(エクストラロード)タイヤに替えるときは空気圧をあげますという例示がブリジストンのサイトにあります。 PGJも「S001がSTDだったのか? へぇ。」と思っていたので「XLだから空気圧上げるのね」でタイヤ屋の云うがままに納得していたのですが。 上記リンクの換算表を見ると、どう見てもロードインデックスを84(S001=工場純正タイヤ)から88にしたら、空気圧は指定空気圧は逆に下がる気がしてきました。

NDRF工場純正タイヤ ブリヂストン S001 205/45R17 84

別のサイトで換算できるところがあったので、それを見てみました。
https://www.as-selection.net/ ここでの計算結果は205/45R17 84(標準負荷タイヤ) から同寸の205/45R17 88(エクストラロードタイヤ)へ交換する場合、標準200kPaなら新しいタイヤは220kPaが妥当という結果が出ました。

納得がいかん! ヨコハマタイヤのタイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索でも調べてみました。 以下が結果。

クリックするとヨコハマタイヤの空気圧計算サイトに飛びます 
と言ってもPGJが広告料をもらえるわけではありません。

ロードインデックスの他にSTDからEX-Loadに替える際の係数もあるようです。 どうやら220kPaに上げるのが適正なようです。 
いずれにせよ300kPaなんてありえないではないか。。。 本当に田舎は専門業者ですら勉強していないという一例。 では220kPaに落として、山へ行ってきましょう。
とりあえず、うなり音は減った「気がします」。

ワインディング

この記事を書いているのは3月下旬。 朝の箱根の山の上は気温7℃、路面7℃のような世界でグリップは決して良くないですが、一応ドライな日を狙って行きました。

歴代の計5セットのS001とS007Aと比べると「トラクションを使ってリアで曲がる」を強く感じます。 フロントのグリップ感がないとかではなく、踏んでいるとリアがグイグイ曲げてくれる感じはSW20にブリヂストンのG3(今や廃盤)でEast Landの山道を110km/hで走っていたころを彷彿とさせる気持ちのいい感じです。

3月の山の上ですので 60℃とかは無理。

去年夏にS007Aを付けたときは初日にトレッドが消しゴム化してしまったものです(いくら箱根でも夏の路面は熱いんです)。 というわけで現状では一概にタイヤの持ちは比較できません。 

早朝の外輪山モーターウェイを3往復するとこんな感じ(路面温度5-7℃)

高速道路

第二東名の120km/h区間をメーター読みで130km/hで走ると概ね実速度120km/hです。 国交省の定める許容速度メーター誤差はそんなものです。
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_148_00.pdf 
国交省の計算だとこうなります(令和製造の四輪車)

車載速度計表示速度 下限誤差(実速度)上限誤差(実速度)
60 49.163.8
7058.274.5
8067.385.1
9076.495.7
10085.5106.4
11094.5117.0
120103.6127.7
130112.7138.3
140121.8148.9
数字はすべてkm/h 

JIS D 5601で時速120kmでの標準スピードメータとの誤差±3km/hと規定していますが、JISアルアルで標準スピードメータの定義があやしい気もする。 ちなみに平成以前のクルマは誤差はこのくらい有ってもOK

120km/h区間はメーター読み130km/hで走っていれば切符を貰わず よろしいかと。
つらつら思うのですが交通警察の車輌の速度メーター誤差の校正って彼等してるのかね?
校正と言う言葉すら知らなかったら嫌だねぇ。

「3-5秒ごとに後ろを見る」というZLの交通法のおかげでやたら後ろを見るが5秒の間に一気に迫ってくるので
「さすが仕事でやってる人」です。

と思ったら、しているらしくて上表の国交省の公差内で走っていると「とまりなさーい」は言われませんでした。

で、AD09。
走行した感じですが、ふらつくわけでもなく轍に持っていかれるわけでもなく、快適でした。 NDRFロドスタは高速道路を走ると開けてようが閉めてようが風切り音がやかましいクルマなのでロードノイズは気になりません。

どっちにしろ夏を過ぎる頃には坊主になっているだろうから、そうしたら今度こそ「そこそこグリップで長持ち」なミシュランにしようと思います。 

使用後の感想S007A

結局S007Aは7月から12月まで半年も持ちました。 走行距離は1万キロ弱持ったかな?
トレッドの残り溝が4.0mmを切る当たりからグリップが急激に悪くなってきます。 これはBSのどのタイヤもそうですね。 パターンでグリップさせるミシュランとの一番大きな違いと言われています。

 この有様なんで滑りました(半年使用)
昨年夏の早朝に上のAD09の初期状態と同じコースを
同じだけ走った後のS007Aの状態

去年予定していた旅行用の夏用ホイールは、良いのが見つからず。 
冬タイヤを履かせている純正BBSに似たデザインのBBSのシルバーという手もありましたが、あんなに重たいホイールに「あの値段はないだろう。」なので、「結局今に至る」です。 
純正BBSくらいの重量で白あるいは銀色塗装のホイールで、かつブレンボキャリパーでも装着可能で、4本で20万円以内のホイール。。。 無いですなぁ。 これぞというのがあったら教えてほしいです。

サスペンションを縮めて車高を低くするとホイールが内側に引っ込むため、付けられるホイールの選択肢が増えるらしいですが、PGJは舗装路以外も走りますのでねぇ。 
純正より低くするつもりはありません>選択肢増えません。

タイヤ交換日のNDのODメーターは32,450Km。 さて、ヨコハマのタイヤはどこまで持つかな? 

4月30日の 3,000km走行後の感想はこちら 
6月19日の 4,850km走行後のタイヤローテーション時の様子はこちら

URL has been copied successfully!
close

よかったらシェアしてくださいね

URL has been copied successfully!
URL has been copied successfully!