コウバノサイテンです。
燕三条と言えばPGJにとっては包丁とカトラリーの産地です。 我が家の包丁は吉田金属、 普段使いのカトラリーはサクライです。 そう言う厨房金属の工場ばかりかと思ったら。 いやはや あるもんですよ。 金属プレス用金型 樹脂用金型 鋳物 鍛造 その他にも木工やら建築やら
工場を見るのが大好きなPGJとPGKはこの週末に行ってきました。
新潟は遠いよ。 圏央道は設計不良で大渋滞、関越道は下手でマナーの悪い輸入車と暴走バイクの衝突で大渋滞。 4時間で着くはずが6時間。 おかげでヨシキンは行き損ないました。
で 覗かせていただいたのはアルミ鋳物師工場、金属プレス金型屋さん、大型樹脂用金型屋さん、爪切り工場さん、カトラリー工場さん。
工場建屋内写真はNDAがあるので不許可です。 の、 こちらの工場

JAに2基しかないと言う4000トンプレスをお持ちです。
DMG森精機で有名な5軸加工機の本物(他社製)を拝見しました。 大規模チョコレート工場の充填機はチョコレートの種類を替えるのに延々押し出しで12時間とか掛かるのに樹脂交換では「切り替え用の硬い押し出し樹脂があってあっという間だ」とか 色々参考になりました。 また ここではGRヤリスのカーボン屋根の樹脂金型も作ったそうで「GRヤリス お客さんの? じゃ見て行って!」と見せてもらいました。

若手の社員の顔が一番賢そうだったのが共和工業さん。 まぁ 三井様系列なんで。
「皆さんのご家庭にある あれもこれも 皆弊社の金型で作られております!」 という凄まじい会社です。 「日産のアレも、マツダのアレも、カワサキのあれも、TOTO BIGもLIXILも、浄化槽も皆、金型をお納めてしております。」
キーエンスの計測器が現場に普通にあって、金持ちだなぁ な工場です。 その割に休業労災がなぁ。。。。
こちらは我が家のカテラリーをつくる工場

建屋はボロいが、なんとまぁ ナイフフォークだけではなくシチズンの硬化チタンの光沢研磨もしているのだそうです。 技術はすごいが、それを高く売っていない。というのは日本の製造業アルアルです。
「ただステンレスを打ち抜いてつぶしている物から、表面処理した高硬度SUSやチタンをペカペカに磨く製品まで色々です。」 「ここらへんがファミレス仕様」「これが傷が付かないゼウス」
PGJが「ゼウスとエメロード使ってます」とお伝えするとたいそう喜んでいただけました。 普通の消費者はカトラリーを色々と選んだりしないらしい。
本社併設の売店



B2Bの問屋売りが主力なのだそうで、道理で超絶わかりにくいホームページ。「今 新しいのをデザインしています」そうで もう少しわかりやすくなるかもね。
祭典記念3割引きでゼウスのナイフ・フォーク・スプーンを2セット買ってきました。
次は金属プレス用金型の工場
こちら「初参加でテンパってしまって」と言う社長がご案内してくれました。

一つの金型で成形、切断をやる金型もあります。」そう言えば缶詰のイージーオープン缶蓋も金型で4プレスして作るのよね。

細かいところは放電加工機を使う というのは知っていましたが こちらでは放電加工機の動作しているところを見せていただきました。
動いているところを説明してくれる という点では こちらが一番でした。
こちら鋳物師さん
溶融金属を砂型に入れる実演です。 手形を作る体験をしました。
こちら爪切りやさん。
見せる工場で一見綺麗なのですが、労働安全的には??? な現場。 おそろいのシャツ着せれば、素人見は良いのでしょうけど。 ちなみに、ここのカフェは住所、e-mailアドレス、クレジットカード番号を登録しないとオーダーできない、とんでもカフェでした。 恐ろしい。 ので、何も飲まず喰わず買わずで出てきました。


誠に残念ながら、どこも仕事猫がたくさんいる現場でした。
日本企業の製造現場はこんなに危ないのかと驚きました。 外資メーカー各社の各国工場で「労災はコスト要因だから怪我するな、病気にさせるな!」と言われて仕事してきたので呆れ返るばかり。
今回拝見した最大手の工場でもヘルメットの顎紐無しOKだったり ガイドのスタッフが現場を走っていたり。
小さい工場では溶融アルミを運ぶ人と見学者の動線が交差しているとか 研磨工程で誰も保護メガネしていないとか、就学前の幼児連れを現場見学に受け入れてしまうとか、 仕事猫多頭飼育状態でありました。
そりゃ、国際競争力落ちるわさ。
もう少し安全第一でコストを下げて頑張ってほしい。
「安全第一だとコストが上がる」と言っているのは、よっぽどカス人材を低賃金で使う企業ですよ。
ともあれ、大変多くの知見を得ることができたのは確かです。 燕三条 頑張ってほしい。


