ZLバブル崩壊

7年弱のニュージーランド暮らしを切り上げて日本に帰ってきたわけです。会社が潰れたのが最大原因だけど、別に向こうで次の仕事が無いわけでも無いのに、なぜ帰ってきたか?
私でないとできない仕事というのがZLに無かったのです。
誰でもできる仕事はつまらない。 挑戦のしがいがないのよねぇ。
それに日本の求人市況は大変良くなっているし。で、帰ってきました。
(就職活動開始2週間でコンタクトしてきたのが40社ですよ。 おったまげ)
もひとつのZL脱出の理由はZLのバブル崩壊です。
ZLの高金利(普通預金でさえ6%)を当て込んだ外貨が大量に流れ込み、ニュージーランドドルは2000年のNZ$1.00=42円から昨年11月の90円にまで高騰。 そして崩壊は始まったのです。
ほんの数週間で80円代前半まで落ちました。
株価も下がり始め、アメリカの投資会社は「NZは売りだ」と宣言。 
それもそのはず、NZ$高騰で外貨獲得手段である食品輸出産業がガタガタ(私の職場もパァ!)外国からの投資と言うのは言わば借金。 借金には色をつけて返さねばならないが、輸出がだめで儲け口が無い。
それでは!と、貸し先を求めて不動産バブルが発生。 歴史は繰り返す。今の団塊の世代が狂乱した日本のバブルと一緒で、このバブル景気で浮かれたZL国民は平均で毎年収入の120%を支出する馬鹿状態。
個人破産が急激に増加しております。
前の勤め先の社長も会社潰してもでかい外洋ヨットを買っていたものなぁ。 
これから、NZ$が安くなっていくと輸出産業が良くなるでしょうが、日本のバブル後遺症と同じで、しばらく経済はダメダメでしょう。
と言うわけで、ZLを脱出した次第です。
美しい空と海に未練はあったけど。。。。 ま、仕方ないよね。

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