キットカット 昔は折れるチョコレートだったのよ

受験シーズンはキットカット 
その昔 ネスレの九州の営業所が始めたキャンペーンは いまや全国展開して十数年。

これまたその昔 キットカットはポキンと折れるのが売りのチョコレートでした。

それが油脂の増やし過ぎで折れなくなり(曲がる)、今や、チョコレートでさえなくなった製品もでまして、いまや「名称:菓子」。 とはいえ60/40+の市場評価手法で国内の競合製品より評価が高いのですから、市場の要求水準自体が劣化しているでしょうけれどもねぇ。

ヤケクソで「史上最高のサクサク感」 そりゃねぇ。 ウエハースばかり増やせばサクサクです。 で名称に「チョコレート」がつかなくなりました。

図は全国チョコレート業公正取引協議会HP https://www.chocokoutori.org/cont3/13.html から
これより原料の質と量を落とすと「菓子」になります
「トラディショナル」なキットカットはかろうじてチョコレート

昔のキットカットは美味かったなぁ と言いながら 見かけると懐かしくて買ってしまうのだけどね。

さて、原材料:砂糖に国内製造があります。 ほとんどの食品は輸入したほうが安いし工業品としての品質が良い。 それでもなぜ国産砂糖を使うか?

猛烈な輸入関税が掛かっているからです。 https://www.customs.go.jp/tariff/2024_01_01/data/j_17.htm

おまけに輸入のたびに超絶面倒くさい、大変な非関税障壁があり、手間のコストがかなわない。https://www.alic.go.jp/t-yunyu/tochosei02_000078.html

国内農家保護のためです。 農業ではなくて農家(農業として成り立っているのは十勝くらいか?)。

輸入食品雑貨店で角砂糖などをなかなか見かけないのは、アホくさくて輸入しないからです。 なんであんな小さい生産性の悪い砂糖の工場が成り立っているのか? と思う会社を見かけることがありますが そういうこと。 

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