故障の話

A3のリモコンキーがドイツから届いたので来てください とヤナセから電話があったので週末に出かけてきました。
XYLのビートルがネーピアでリモコンキーの修理に入ったときは1個のリモコンに半日かかったけど、日本のヤナセは30分で2個直した。
日本人はえらいもんだ。
待っていると担当営業が出てきて、「すいません」と言う。
「工業品だから壊れることもあるでしょ。怪我したわけでもないから笑い話で終わりだよ」
と話していると、
「じつは、そうではないお客さんが増えていまして」
「こんな故障見たこと無い」とブチキレるのだそうで。
故障の無い車に乗りたかったらカローラにしなさい。
生産台数の少ない工業製品は故障率が高いのは工業品の宿命だよねぇ。
それに「こんな故障見たこと無い!」って あなた。
一人の人がそんなしょっちゅう故障に当たるようでは、市場全体での故障数はものすごい数になりメーカーが修理代でつぶれます。
一方、日本でしか苦情にならない症状と言うのもあるんですよ。
これは車だけではなくて食品でも「こんなもの本国では苦情にならない」と言われることの多いこと!
車の輸入業者も、そんな苦情には付き合いきれなくて、で、本国工場に請求できない修理調整費が販売価格に上乗せされて値段が上がるんだろうなぁ。
BMWとかニュービートルとか、世界標準とはかけ離れた高値で売られている車はそういう苦情が多いのだろうと思ったりしています。

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