先日、日本橋三越で買ってきた但野硝子加工所の桜の片口です。
接写で
晩酌です。
さて、本日の話題はどこの酒が旨いとかではなく。
この種の切子ガラスは上から見ると色が同心円に見えます。 色を重ねたり、積み上げたりするから、どうしても同心円状に見えます。 それを削って、横から見ると、さも色が散っているように見せるのが切子硝子芸術家の皆さんの腕の見せどころ
これは透明の生地に、赤い生地をかぶせて切り出した作品。
以上はカットガラスの基本製法です。 (以上のそれぞれの作品の切削は基本どころか芸術品ですのでお間違えの無いように)
さて、以下は但野硝子加工所の実験作品。
3色の硝子、銀硝子、鉄硝子、マンガン硝子を円筒状に張り付けて膨らませたもの。
各硝子は膨張係数、最適膨張条件が異なるので綺麗な1/3ずつの色分けにならなかったそうです。 一見普通の柄ですが「とても大変な作品でした」そうです。
「たぶん、これが最初で最後かも」らしい珍品です。