国外で仕事をしたことも外人相手に仕事をしたこともない方々が「国際化のためには英語」とか曰わっております。
ほとんどの小学生に英語を教える必要などありません。
以前、日本人製造法(http://www.zl2pgj.com/hanasi/23abtjpnsk.html)でも書きましたが、日本語は類稀なる習得に手間のかかる言語であります。
というわけで「How are you?」とかに無意味な時間の消費をするくらいなら、日本語の習得に務めるべきです。 あるいは日本語での論理的意見交換の仕方を学ぶべきでしょう。
意見対立を避ける国民性で本邦国民は、この部分の能力が極めて低いのは確かです。 日本語で交渉術(ディベートとかいうやつ)を学んだほうが、大学以降で英語を学んだ際に役に立ちます。
また「それは難しいです」を「it is difficult」と訳すTOEIC920点の人をいくら増産してもクソの役にもたちはしません。 日本人が「難しいです」といったら「It must be impossible」と訳してやらんとどうにもならん事は「国際化」とやらの初歩の初歩なのですが、「英語だけ」教えても、こんな事を小学校の付け焼き刃先生が教えられるわけもなく。
シンガポールから家族で引っ越してきた日本人同僚曰く「子供には母国語教育が必要だ。 母語で論理的に考える事ができないのは大問題。 外国語はそれからでいい。」
全くその通りと思います。
ともかく、止めよう早期英語教育。
今、現役で仕事で英語を使っている人々は皆社会に出てから覚えたんだよね。