特攻資料館

鹿児島には陸海軍1箇所ずつ特攻資料館があります。
陸軍の知覧、海軍の鹿屋。 この二つは実に対照的です。 
結論から言って、博物館としての展示が優れているのは鹿屋です。
資料の紹介の方法、歴史の説明、周囲の環境、どれをとっても鹿屋のほうが優れています。 
知覧は、ひたすら感情を前面に押し出していて、資料の展示が非常に貧弱。 遺書の展示が白黒コピーというのもいただけない。 学芸員居ないのかなぁ?
下 陸軍特攻隊員の像

鹿屋はさすが国営(海上自衛隊鹿屋対潜哨戒機基地内にあります)だけあって、展示が博物館学の基本に沿って展示されているし、メンテナンスもよろしい。 (映像資料用の画面が焼きつき起こしている以外はね)
ここには、2式大艇の現物が展示されています。 これは東京の海の科学館から譲られたものだそうですが、日本に居た頃には行き損なっていたので、ここで初めてご対面でした。
ただし知覧が優れているのもあります。 アクセス。
鹿屋はフェリーで湾を渡ってさらに、バスで1時間弱。 遠い。。。 どちらも館内撮影禁止なので写真は良い物は取れませんでした。
ともあれ。 陸海軍いずれにせよ、昔の人の強烈な義務感には言葉もないです。 合掌

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