客寄せパンダ
珍獣パンダは人気物。 周りに居ないから珍しい、珍しいから大事にしてやる。
まぁ鯨のベーコンと一緒。 昔は学校給食の安いネタ、いまじゃ高価な珍味。 珍しいからありがたい。
ZLは農産品、農産加工工業製品の輸出が経済の大きな部分を占めている。
と言うわけで、多くの会社が日本支社や、駐在事務所をもっている。
そこに共通な「大いなる勘違い野郎」の話。
勘違い野郎の共通項。
1.日本人ではない。 (または日本の文化的背景が無い)
2.日本人と結婚していて「自分は日本人を良く知っている」と信じている(信じるのは自由hi)。
3.日本語を話す。
4.日本の顧客と仕事の付き合いをしていたことがある(している)。
1.日本人ではない。 (または日本の文化的背景が無い)
日本人は日本人以外をヒトと思っていないから、正しい礼儀を期待されていない。 これは日本人製造学を参照してください。
2.日本人と結婚していて「自分は日本人を良く知っている」と信じている。
外国人と結婚するようなひとは、かなり配偶者に対して寛容である。
ありていに申せば「馬鹿に寛容」。 ところがお客さんは馬鹿に寛容ではないのよ。
3.日本語を話す。
外国語ができれば外国でビジネスができると思っている勘違いは農婆に通う日本人だけではなくて、世界の田舎に共通である。
日本の高校卒でアメリカ語学留学して帰ってきただけの若者を日本のマトモな会社が雇うか?雇わない!
NZでは、、、、、雇うんだなぁ。 NZ人の外国語コンプレックスは日本人の英語コンプレックス以上である。
ほとんどの場合、日本支社の足を引っ張る問題児である。
4.日本の顧客と仕事の付き合いをしていたことがある(している)。
日本のお客さんは白人に甘いので「わざわざ8000Kmの彼方からよく来たね」と歓待してくれるが、
これで商談成功と勘違いしているニュージーランドの会社はかなり多い。
実際の数量ベースの話になると、話が進まなくなってくる。
そして彼らの口から出てくるのは「日本人はうそつき」
そして私のところには日本人のお客さんから愚痴の電話の山。
「馬鹿にはお客さんから馬鹿って言っていただきませんと困ります。 犬の躾と同じで悪い事したときに殴ってください。 私はそいつの親でも上司でもありません。」
とお願いしているんだがhi
詳しくは日本ビジネス失敗する方法を見てください。
一応私も日本人なので、お客さんの声を捨てて置けない性格で、「困ったちゃん達」にお説教するが、耳は馬の耳、ツラは蛙のツラなんでお手上げ。
ZLの会社はある意味日本お役所より縦割りなことがある。 他部署の説教は通らない。
なんで、こんな話題を載せたか?
いま日本の某地方の市長さんがギズボーン訪問中なのですが、通訳が足りないので勘違い野郎を臨時採用したのだそうだ。
その勘違い野郎があまりにも酷くて周囲を呆然とさせたらしい。
「ここで名前を売って、日本に行って良い仕事をもらうんだ。」 だとさ。
パンダに仕事を期待する人は居ない。。。
たいていのZLの会社で日本人のお客さんに評判が良いのは、専門教育を受けて専門の仕事をしているプロ達。 日本語の能力はまったく評価の外なんですよ。