ファミレスが貧困層の定食屋に成り下がったと言う話はしましたが、今日、XYLと近所のスーパーマーケット7&Iに買い物に出かけて、生鮮品を眺めていたXYL曰く「安くて悪い」。
ジャガイモに近接照明をしてエグイ芋を作っている店ですから、7&I本部の生鮮担当は、きっと電卓しかいじったことのない経済出身者なのだろうけれど、それにしても魅力がない。
(近接照明でジャガイモが毒芋になる話はこちら。)
ダイエーが中内氏の関西風の丼勘定でつぶれるいぜんに、生鮮品の購買物流が硬直化してつぶれたのだと言う説がありました。(どこで読んだかは忘れたけれど)
今の7&IのCEOはデータと電卓でイトーヨーカドーをあそこまで大きくしたけれど、もしかしたら電卓しか見ていないのかもしれない。
生鮮食品の理屈を理解せず親分同様電卓片手にしか生鮮品を見ていない人が担当しているかな?
となると、こちらもファミレス同様貧困層向けの小売業に成り果てて「仰のけにコケル」のは近いかもしれない。
少し高くても良いから「まともな」物が食べたいと思う消費者は7&Iの様なスーパーからどんどん離れていくだろう。
ところで、会社の同僚によると食品スーパーで一番FBなのはイオン系列だそうな。 我が家の近所のイオン系はクレジットカードが使えないので利用したことがない(この物騒な首都圏で現金などもって暮らせるものか!)けれど、そういえば、思い当たる節がある。
加工食品でも食品衛生法にすら合致していないと思われる物が棚に見られるのが7&I。 一方、バイヤーが全員食品衛生の講義を受けて、輸入食品にかかわる苦情を激減したのがイオン系。
日本のメーカーは「品質」が企業の生命線だと骨身に沁みているけれど、流通業の方々は口で「品質」を声高に言うわりに食品衛生や品質技術を理解している人は少ないですね。 流通業界の品質技術者の底の浅さ、人材の不足はものすごいものがあります。 なにしろただでさえ安いメーカーの技術者の給料よりまだ安いのだから、良い人材は集まりにくく「推して知るべし」な有様。
やれやれ、どこへ行くのか日本の食品小売業。