原子力船むつ

その昔、日本には原子力実験船の「むつ」という船がありました。
実験船ですからいろいろとトラブルもあり、それを理科の素養の皆無なマスコミが袋叩きにして、恐怖の船は行き先が無くて補助金を垂れ流しにして扇のおばさんに廃船宣言されるまで、無駄に船齢を重ねました。
廃船が決まったとき、この時代遅れ船にこれで無駄金が投資されなくなると喝采したものでした。 10年早く実験を完了していれば国益にかなう実験もできたでしょうにねぇ。科学の研究は世界との競争だ。 1分でも遅れたら、そいつの負け。
こちらが1985年当時の母港である陸奥大湊港に係留中の「むつ」です。

この写真を撮ったときは、すでに「放射能漏れの厄介者」扱いが始まっておりました。
進水した当時は未来科学の塊だったのにねぇ。 まぁ 儲かったのは港湾建設業の方々と地元の代議士さんだけだったかね? 
なんか気の毒な船です。

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