どうも困ったことに、自分の車を水陸両用車だと思っておられる方が少なからず存在します。 毎年、大雨シーズンになると線路のアンダーパスなどの冠水しているところへ無理無理突っ込んで車を壊す人が続出です。
泥濘地を走ることを前提に作られている一部トラックや、4輪駆動のレジャー用車輌(ジムニーみたいな奴)でさえ、エンジン冠水状態でも走れるようにするにはそれなりの改造が必要です。
首まで水に浸かってステアリングを握りながら運転しているオフロード馬鹿が世界中に生息していますし、吸気用シュノーケルを装着したその手の改造車もよく見られます。
しかしながら、一般に売られているカローラやミラ、ライフなどのクルマにそんな防水機能はありません。 発電機が水を吸えばすぐヒューズが飛んでエンジンが止まります。 まぁこれは車を干せば直りますが。。
漏電で止まらない場合は最悪ケースが待っています。 吸気口から水をエンジンに吸い込んでウォーターハンマーでエンジン全損。 PGJもその昔、トライアル大会でロックセクションを越えていてTL125もろとも水中へ落下したことがありました。 そのときはエンジンブローにはなりませんでしたが水抜き作業は大変でした。
冠水道路を無理無理走る人は、このあたりを全く理解していないのでしょうねぇ。
で、全損車輌続出。 時々死人も出ます。
前をきちんと見て運転しましょうね。 あなたのクルマはシュビムワーゲン(上写真)ではありませんから。