Japanではなくてjapanです。小文字でjapanの方です。
現在京都国立博物館で「japan 蒔絵―宮殿を飾る 東洋の燦めき」を開催中です(12月7日まで)。
尾張徳川家の蒔絵漆器コレクションにひけをとらないお見事なものが並んでいます。
何よりオドロキは、それらが大名物としてスペシャルオーダーされたものではなく、江戸時代後期の当時の市中に出回っていたものなのだそうで。
なかでもマリーアントワネットの所蔵品だった品々は江戸時代の漆器蒔絵技巧の素晴らしさを物語っています。
ミュージアムショップで売られていた物の値段から考えると、ティシューペーパーの箱の半分ほどの大きさの香合(香入れ)は、当時市中に出回っていたとはいえ、現在の価値で500万円はくだらないでしょう。
お見事です。