包丁研ぎ

良い料理には良い道具が必要です。
弘法は筆を選ばず?
まさか! 超DXerオナーロール各局だって、リグとアンテナにはかなり投資されているはず。
そもそも「弘法大師は筆を選ばず字をかけた」という意味かも。
当時の日本人の文盲率なんて「ほぼ全員」レベルだったのでは?
万葉集だって詠んだ本人が字にした訳ではなく。 字を知っているだけでもエライ人。
さて、家庭料理の味と見栄えを決めるのは切る道具。
包丁、フードプロセッサーのナイフ、パスタメーカーのヘッド等々。
で、いつもやっている包丁研ぎですが、研ぎあがりの確認は近視の肉眼による目視検査と、指の指紋に刃先をひっかけて鋭さを確認するだけです。
これは皆さんも同様でしょう。
今回は顕微鏡で顕鏡検査を追加しました。


まずこれは研ぐ前の肉切り包丁のは中程の部分。 
だいぶ刃こぼれしています。 ラムラックを切り離したのでね。

研いだあと。 だいぶマシになった。
以上70倍拡大
こちらは菜切り包丁  以下100倍撮影。

何を切ったらこんなに刃が曲がるんだ? かぼちゃか?

ここまで、研ぎ出すのは大変でした。
こうなると、電動の荒砥石が欲しいね。
ちなみに、砥石で砥いでいると刃先に返しというものができます。 下写真

セラミック研ぎ棒を軽く当てて取り除いて出来上がり。

仕上げ砥石を使って研ぐともっと磨面が平滑になりますが、
家庭料理用ですから、そこまでしなくても良いでしょう。
と、思いつつも、もっと磨きたくて高島屋の木屋のコーナーに行って相談したら。
「仕上げ砥石で下手に磨いてはいけません。 顕微鏡で覗いてのこぎり刃になっているくらいがよく切れる包丁です。 その目に見えないギザギザで線維(維ではない)を切るのです。」
だそうで。
1万円の仕上げ砥石を買わずに済みました。

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