非関税障壁


DHLで荷物がWから届きました。
PGJが通勤時やダストの多いところで仕事する際に使用しているマスクはフィルター部分が交換使い捨て式です。累積40時間あるいは使用開始から30日、どちらか短い方で交換です。 
   
ちなみに、こういう情報はW(米合衆国)の3Mのサイトから入手できますが、JAの3Mのサイトからは入手できません。(わけのわからん法律があるから)
さて、PGJはたいてい通販で購入していますが、今回はWのサイトで15組購入しました。 1組5ドル。送料関税諸手続きに1組5ドル余計にかかりましたが、日本で買うと1組2000円。
並行輸入して安くなる典型でした。
さて、なにゆえJAで買うとこんなに高いのか?
1. 労働安全を含めて自分で自分の安全を確保しようという意識に乏しい人が大多数だから。 安心安全は人任せ。 市場が小さいから単価が上がる。
2.  FDAやEUの安全基準を認めない認定の仕組みの為、日本国政府固有の安全試験をするので余計なコストがかかる。 ちなみに、安全試験をする第三者機関はたいてい天下り先なんだな。
    
そして、全ての製品に検定合格シールを貼らせるわけ。 そりゃコスト高になります。 安価に安全を国民に与えることより身内のお財布を潤わせるための仕組みになっているのです。 
当然並行輸入品ですからこんなステッカーは貼っていない。 これを販売したり、会社が従業員に使わせると法令違反になります(うまい仕組みだ)。
 
似たような事例で、家電品を並行輸入している業者がいますが、たいてい電気製品安全法(PSEってやつ)をとっていないから販売は違法ですし、そんな危ないもの買うなよ(マスクのフィルターと違って電源条件が違うんだよ)。
食品の並行輸入販売も食品衛生法に準拠した配合なのか? 品質表示は? があるので大抵あれらは違法ですな。
ですがPGJが自分で輸入し自分で使う分には全く問題ない。 個人で使う同じ製品なら安いほうがいいに決まっている。
N95マスクは鳥インフルエンザ以来、JAでもすっかり有名になって、とんでもない値段を払っている人もいますが、これはN95の上を行くP100。 かかりつけの内科のドクターが「それP100じゃないですか。欲しいなぁ。高かったでしょ」という、高級品だったそうですが、それもこれも非関税障壁のせい。 ドクターが医学部に勤務していた頃は諭吉がとんだそうです。
マスクの国家検定や、医療機器の登録申請、食品衛生法の食品添加物の縛りは、まさに非関税障壁ですね。 電気製品安全法のAC100V製品への縛りは、日本が100Vで周波数混在という世界の中でも異常な電源環境なので安全のためには仕方ないですがね。

というわけで、PGJが各種感染予防用マスクを購入しているのは以下のサイト
 http://www.pksafety.com/  今回のWのwebshop
 http://www.3monlinestore.jp/shop/  JAの3M
 http://www.monotaro.com/  JA3の現場道具屋さん
ちなみにPGJの通勤用マスクはこれ
アマゾンで買うのでさえ馬鹿臭い値段ですね。

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