「さぁさぁ 見てらっしゃい。 手前ここに取り出だしたるは、なんと驚き、化粧品成分無添加の化粧品だ!」
なんだろうか? そもそも「無添加」という符号は今や言葉としての意味を失っておりまして、まさに符号。
「たぶん良いものなのかもしれないわよ」と理科に遠い人に思わせる符号ですね。 「XXが含まれていない」と表現すれば科学的ですが、「含まれていません」だけでは意味が無い。 だからただの不思議な「符号」です。
何も入っていないなら10%OFFでも高すぎるhi
このポスターには何が入っていないのかを示す注記はまったくありませんでした。
これが上場しているようなメーカーの食品なら、自主的回収の対象になりますね。
二流のメーカーや勉強しない輸入業者は結構ひどいし、食品小売業の店頭は無法地帯ですが。
この考える力のない人々を恣意的に誤認誘導する無添加という言葉。 いつまで化粧品に許されているんですかね。
「石油系色素を使わない」のが偉そうなメーカーも多いですがいまどきの化粧品は酸化鉄や塩化鉄、酸化チタン、ケイ酸塩などの鉱物系原料を使っておりましてね。 いまどきコチニールだ赤3だ使っている方が珍しい。
たいして珍しいわけでもないのに さも特異な処方であると標榜するのは景表法の言う優良誤認だが、化粧品業界と健康食品業界は外食産業同様きりがないねぇ。