本邦には自動車税という先進国中では考えられないほどバカ高い税金システムが有ります。
この際、OZ(デンマーク王国)の100%関税はおいておきましょう)
自動車の税金と言うものは
重量税は
「道路を走って、道路が傷むので、その分の負担金ね」
エコカー減税は
「排ガスまき散らしてしょうがねぇが、まだましだから減税」
と言うのが、それぞれご趣旨。
以上の理由にかかわらず、なぜ自動車本体にこのような重税が掛かるのが見当もつかんですね。
重たい車は余計払え。は、分からんでもないですが。
ここで、さんざん言われている似たような自動車税金論をする気はないのでして。
自動車のLCA(ライフサイクルアセスメント)を考えると製造から廃車までで一番のエネルギー消費は、実走行にあたっての燃料です。
以下は日産のLCAの説明です。 燃料消費が車のLCAの大部分をしめています。 日本人は1年数千キロしか乗らんですが、それでもこんなもん。
http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/CAR/LCA/
もっとも電気自動車は燃料消費していませんからゼロですという説明は大嘘です。 電気のLCAもあるわけで1Kwあたり日本で主流の石油火力で700g/Kw。
電気自動車充電するのに何キロワットつかうんだかねぇ。 満充電で24Kwです。 1回の充電で14KgくらいはどこかでCO2を出しているわけ。
電気自動車の議論は棚上げしておきますが、ガソリンや軽油を燃料として走る車には自動車税など廃止して単純に燃料に課税しましょうよ。
リッター200円で良いでしょ。
これならクラシックカー、ビンテージカー愛好家が何台持っていても重税で苦しむことは無いでしょ。 お買い物用で年間100Kmも走らない車と、ドライブ趣味で年間1万キロ走る車と、営業に使っていて年間10万キロ走る車の税金が同じで良いわけがない。
税金は投入したエネルギーに課税しよう!