日本のシェフは食の安全を理解していません

「殆どの」を前につけますが、日本のシェフは食の安全を理解していません。
ジビエを生で食わせるとか言う「お脳の足りない」シェフがいるようで。
引用 産経より
「豚の肉や内臓は、E型肝炎ウイルス(HEV)に汚染されていることがある。主に経口感染し、症状が出るまでの潜伏期間が14~50日と長いため、原因となる食品が特定されにくいが、これまでの研究では多くが豚やイノシシなどの肉・レバーを生や生焼けで食べたことが原因とみられる。」
引用終わり
生で出した焼肉用レバーを加熱せず食う、愚かな消費者までいるそうだから恐ろしい。 
そもそもジビエが処理される場所と清潔な屠殺工場の差をよく考えてみると良いでしょう。

屠殺工場のキリングラインで失血死させているのが上の写真。 殺してから1時間後には冷蔵庫でガンガンに冷やされ、翌朝には中心温度が4℃になっています。  そこまでして微生物汚染のリスクを減らしているのです。
ジビエ。例えばイノシシ。 撃って、放血して、30分。 さらに、冷やす設備など無いから温かいまま、へたすりゃ山の中でいきなり解体するわけです。 つまり肉は微生物汚染しまくりです。 それをおもむろにのんびり冷やしても細菌のウイルスも死にませんので、汚染はそのままです。
それを生で食う?
恐ろしいですねぇ。 放射能が怖いとか、戦争法案で戦争になるのが怖いとか、そこまで「意識の高い」人々が、よくそんな恐ろしいことを無分別にするね。
「私達よくわからないから」という不思議な言い訳がありますが、わからないなら食うな。
健康のためには無農薬野菜を食うより「怪しげなものは食わない」のが大事ですよ。
さらに「有名なシェフなら衛生度が高い」という大勘違いがあります。 意見がしばしば対立するDL(ドイツ連邦)の同僚とやたら意見が合うのはJA(本邦)外食産業の途方も無い衛生水準の低さです。hi  
ミシュラン 営業停止でググるとこんなことになります
ともかく、ジビエはおやめなさい。 あんなものは味噌鍋でガンガンに火を通して食ってしまうくらいしか安全に食う方法はないのです。 
まして半生など。 愚か者の決断です。
ジビエにかぎらず、食肉でも何でも生で出したがるのも日本人シェフに多く見られる悪行です。
「ビーフだから生でもOK」とか言う珍説を語るシェフの多いこと。
肉塊を加熱して中心部が未加熱というのなら牛でもブタでもリスクは減りますが、ひき肉で作ったハンバーグで「半生」とかありえない。 未加熱ハンバーグで世界中でどれだけ死人が出ているか。。。
この他にも
厨房を覗いたら洗剤と食品が並んで保管してある。
アレルゲンの交差汚染を全く理解していない。
腕時計したままで調理している。
というようなことが、いけないことだと理解できないシェフのいかに多いことか。
こんなアホ話もありました。 ほぼ実話。
「そんなレベルのレストランをイベントで食品会社が使えますかい。」 というわけで、PGJはマーケ部の天敵になっております。 食品会社に勤めているのがすべて食の科学を理解している理系という訳ではないのでねぇhi

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