食品防御フードディフェンスと言われて数年経ちます。
FSSC22000でも扱うようになり、PGJの勤務先でも去年からやかましく言われるようになりました。
日本ではアクリフーズの一件以来有名になりました。
特に妨害工作から製品と消費者を守ると申しましてもですね、一筋縄では行かず。
外部犯行については容器のタンパーエビデント化や監視、内部犯行については従業員教育と福利厚生給与だと言われております。
# タンパーエビデントとは
# 従業員対策について
原料から消費するまで色々なバリューチェンで悩ましい問題が多々ありますが、一つの大きな頭痛の種は配送です。
こちら、某社の個別配送なのですが。
運転手さんが居ない状態で5分以上この状態でした。 (駐車違反はおいといてhi)
缶詰瓶詰などの密封容器入りの食品は何かすれば分かりますから良しとして、この発泡容器の中には生鮮野菜なども入っているんでしょうねぇ。
何かされたら「やーねー」(c)菊翁
ところで、こんな容器で温度が4℃以下に長時間維持できるとも思われんが、そこいらへんの配送設計はどうなっているんでしょう?
たしかに、一戸建ての玄関先にこの容器が積んである「うちは留守です。空き巣さんどうぞ」宣言をしているうちも多いので、配送担当が数分放置してもこの小売業者としては食品防御上のリスクの度合いは屁でもないのかもしれません。
今か今か、と思っているアマゾンフレッシュが日本でスタートしたら、こんな業態もなくなりますから、心配は今のうちだけかな?