親の責任
文明国へ転勤になった子供を持つ日本人の若い両親がしばしば児童虐待で現地警察のご厄介になるのは在外邦人には知られたトピックです。
「児童虐待 駐在員」 でググればこのような有様
基本的に本邦では子供は手厚くは保護されません。
小学生でも通学は自分で歩いて、あるいは電車に乗って通わなくてはなりません。
登下校途上で児童が誘拐されることがあっても、国民から「児童を守ろう」という声は上がりません。
校門あるいはスクールバスまで送るのが保護者の義務。 と言うお約束の国は少なくありませんが、JAでは「運を天に任せて」自宅玄関でバイバイです。
親が働いている間に子供を保護預りする保育園、学童保育もまるで足りませんから、一歩進んで「犯罪からの児童保護」なんて考えてもいないのだとは思います。
考えていたら世界有数のChild Pornの生産地にはならんでしょうしねぇ。
そもそも、この天災の多い国では、どんな不幸も地震、津波、噴火や台風での被害とおなじで「運が悪かった」で済んでしまいます。 おそらく子供の誘拐被害も「運が悪かった」で終わってしまうのでしょう。
さらに自分の過失には大甘です。「だって知らなかったの。難しいことわからないしぃ」というバカ親が日々子供を害しております。
(4月5日のNHK9時のニュースより)
で、語りたいのは上のニュースの話題ですよ。
「ワクチンを接種すれば、ここまでひどいこと(死亡/後遺症)にはならなかったのにねぇ。」という例は数限りないです。 自分の不勉強、あるいは「サイエンスに遠いカルトで科学否定形思い込み勉強をなさった意識高い」系には、わざわざ経験しなくて済む感染症を抱え込んでいる人は少なくありません。
そんな思想を乳幼児に押し着せ、ワザワザ疾病リスクに晒しているのは本当に愚かなことです。
百日咳、破傷風、ジフテリア、B型肝炎、結核、風疹などなどなど
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3
これだけの感染症は予防あるいは症状を有意に軽減できます。
にもかかわらず。。。
こんなバカも居る>>http://sky.ap.teacup.com/zl2pgj/2311.html
Wikipediaのワクチンの項にもありましたが「人々は巷で流行する疾病で死ぬよりもワクチンの副作用で死ぬことを恐れる場合がある」そうで、特に科学的思考力が他の国に比べて弱い本邦では、そのような愚かな傾向が一段と強いでしょう。
JA(本邦)には0と100でしか物を考えない人が数多くおられます。 「5のデメリットを甘受して95のメリットを選択しよう」ができない人は日本人に圧倒的に多いのです。
それらの人々はデメリットに注目しすぎて95のメリットを信念を持って投げ打ってしまいます。 実に不思議な人々です。
「自動車のシートベルトをしていると落水したときに溺死するから、シートベルトはしない。」という考えは馬鹿者の理屈ですが、そんなお馬鹿な人々はゴマンといます。
更に悩ましいことに、この手の人々は他人には非常に厳しい「安心の保証」を求めるという性格ももっています。
天災は諦めるが他人のミスは許さない。と言うやつですね。
誘拐事件でも「教師が集団登校についていったにもかかわらず子供がさらわれた」というシチュエーションだったら犯罪者への避難より教師への集中砲火が起きるでしょう。
どうも、故意の犯罪より過失のほうが非難されるという文化のようです。
というわけで、そんな非文明的な人々は文明国へ転勤になると、いきなり児童虐待で捕まってしまうという事になります。
そのほうが子供のためには良いのかもしれませんけどね。