後北条氏遺構


小田原駅の脇で考古学的発掘作業が行われています。
日曜日は後北条氏時代の発掘調査現地説明会でした。 PGJのお舅さんは発掘していた人でしたが、PGJもPGKも、考古学的発掘事業の現地説明会は初めてです。
後北条氏の氏政の時代に大土木工事で埋めた部分と、後北条氏以後に一気に埋めた部分の有る遺構だそうで、戦国時代がそのまま出てきて関係者一同大感激。という現場だそうです。

人力で埋めていったから、後北条時代の屋敷地を埋めるために投入した土が斜めの縞模様になって残っています。 (写真中央の暗い部分)
右の木柱は国鉄時代の枕木で建物の基礎だったそうです。
普通は表土が流れたり転用されたりで、400年も前の遺構がそのまま残っているというのは無いのだそうです。 関係者一同欣喜雀躍なのだそう。
後北条氏、江戸時代を通じて、この地区は武家地だったそうで、国鉄時代(現場は小田原駅に隣接)、江戸末期、江戸初期、後北条時代などなどで、今回の発掘面は上から6層目だとか。
結構良いものが出たそうで、井戸納め(井戸の埋却)に埋めた景徳鎮一式ですとか、
      
    
    金蒔絵の櫛ですとか
 
    
建物跡らしき痕跡はたくさんあるのですが、「なんだかわからない」のだそうです。
生活痕跡が出てこないので、普段の生活で使われなかった清浄空間 という見方もできるそうですが「今後の研究に期待します」だそうで。

これから更に、「この下の層は何かを調べる」のだそうです。
シュリーマンもそうだったけど、本当に掘りまくるのね。 この人達は。
楽しかったです。

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