遠州ぶらぶら

去年、一昨年と大河ドラマはつまらなかった。
「幕末物は、そもそも西国の物語で、ほぼ外国語で聞く気が失せる。そもそも内ゲバとテロの応酬で革マルと何が違うのか」とはXYLの弁。 うーむ、たぶん同じだろうと思う。
ともあれ、西郷の前の直虎のブームも終わったろうから、と遠州へ出かけました。 とは言え、井伊家菩提寺の龍潭寺は初詣で混雑していようから、と、今回はパス。

で、小国神社 この時期に来たのは初めてで、こんなに混雑するお宮さんとは知りませんでした。 さすが遠江国一宮。

ちょっと笑ってしまったのが賽銭箱の上から下げられた鈴緒の数。 13本。
昭和の頃は「初詣は賽銭箱の近くまで寄れたら賽銭投げて柏手をパンパン打って、とっとと脱出、あとが混んでるんだから。 フルコーラス二礼二拍手一礼で拝みたかったら空いているときに来い。」 これが21世紀に入ってからだと思うが、全員が鈴緒を掴みたがり、2+2+1をしたがるがために大行列。 「これでは回転率悪くて嫌気が差した人が帰ってしまう!」と小国神社の宮司さんが考えたのが鈴緒13本。
発明だ。
発明は鈴緒ばかりではなく

おみくじも御札授与所と併設ではなく自販機を離して列柱させています。 群衆整理に長けていますなぁ。
いつの間にかに門前商店街ができていました。

次は掛川城大手門を移築したという山門を持つ油山寺です。

1600年代の門ですよ。
こちらは手前の堂より奥の院のほうがよろしいです。
このような切り通しを抜け極相林の中を500mほど歩きます。


1574年の建築開始で、完成は江戸幕府開府後という三重塔。 当時のスポンサーは誰だったのでしょうね。 天正2年といえば今川氏は零落した後。




こちら本堂

赤外線カメラを持ってくればよかった と云うくらい退色した絵馬。
よーーーーく、見てみると「日清戦争出征」絵馬のようです。

お次は浜松市(JCC1802)天竜区二俣の本田宗一郎ものづくり伝承館
http://www.honda-densyokan.com/


カブのご先祖様

RC181 RC174
RC174は6気筒


2階では柴田製作所の原画展開催中
http://seevertworks.ocnk.net/

タイラ君のテックツーワン。 8耐完走しないので有名でしたね。 バブルでしたな。

「アルミフレームのバイクには乗らなかったわねぇ。 スチールのフレームは捩れて困ったわねぇ」とか言うのはこのおばさんです。
お土産物は、この規模の資料館としては妙に充実しております。


で、戦利品。

注染手ぬぐい製品(ちゅうせんてぬぐい)。 大正関東大地震で東京から逃げてきた手ぬぐいやさんが浜松で再開したのが今の浜松の手ぬぐい産業のおこりだそうです。 災害でだめになったところで百曼荼羅の泣き言を言うのではなく、とっとと新天地を見出して仕事するという気風は日本にもあったのです。

クワトロ乗りとしては買わずにはいられない札入れ。

レンズクリーナー

柴田製作所のイラストレプリカ このカラーのYSR80に乗っていました。

ところで、このイラスト。 アダルトグッズ だそうです。


「タバコ製品の拡販を意図しておりません」と云う表記まであります。
当時はタバコ企業の広告宣伝費で四輪二輪ともにレースが成り立っていました。
いま、広告宣伝に制限がついたタバコ企業は資金がだぶついて、かくして電子タバコなどを開発することもでき、故障したらすぐ交換しても全く響かない。 という金満経営に変わりはないそうです。
タバコ企業からのお誘いもあるし、給料もいいけど、気管支が弱いんでねぇ。 やめときます。hi
以上 ものづくり伝承館 ストロボ焚かなきゃ何撮ってもOKよ です。 いってらっしゃい。

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