「ユニークなお子さん」ではない

日本の人口の5%、アメリカ合衆国においては10%が発達障がいであるそうな。
発達障害も色々ありますが脳機能の不具合であることは確か。 
身体障害が運動機能や官能器官(五感)の不具合であることと同様です。

病気は治りますが障害は治りません。 
但し障害であれば、その不便さを軽減する事ができます。 下肢障害の方には車椅子、聴覚障害の方には人工内耳。 これと同様で、脳の機能障害である発達障害の一部にはいくつかの処方薬が出ています。
発達障害にはいろいろ種類がありまして
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html
吃音はバイデン大統領も苦労して治したと言われていますが、障害としては珍しく「治る可能性」があります。
吃音は例外として以下の3つが発達障害として知られています
ASD(自閉スペクトラム障害、いわゆるアスペルガーはここに含まれます)くわしくは https://www.kaien-lab.com/aboutdd/asd/#h05
ADHD 多動性注意障害 https://yuk2.net/man/192.html
LD 学習困難 https://www.kaien-lab.com/aboutdd/ld/
いまのところ、有効な治療薬(というか治る訳ではないので治療薬とは言えないかも)はADHDにしか出ていません。
ASDやADHDは軽度の場合、それを本人のスキルとして使うと結構成功します。
一方、社会的同調圧力の強い本邦ではいじめの対象にもなりますが「あのノーベル賞学者、あの創業者。 あれらは発達障害の成功パターンです。」と精神医学会で言われている人々も少なく有りません。
ですから、なんでも薬を与えればよいというものでは有りませんが、
とりあえずクスリはあります。
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/article/556e7e5c83815011bdcf827c.html
当然、向精神薬で処方薬ですから、滅多と手に入りません。
最近米国では低依存のクスリが開発されましたが、これが日本に入ってくるのはいつのことだか。
https://www.yakuji.co.jp/entry86415.html
まずは正確な診断が必要ですね。 大体お一人様4時間(口頭試問)かかります。 
この中には認知症試験や知能指数試験も含まれています。 
知能指数はIQ130を超えると、それはそれで障害ですが、IQがやたら高い発達障害の人は珍しく有りません。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64201
本邦は内科医が深く考えず抗うつ剤を処方する国ですので、まずは、まっとうな精神科医選びが肝要です。 まずは地元の保健所に相談するのが良いでしょう。 無料ですから。
COVID19の対応で破綻している可能性もあるので、保健所が使えない場合は精神科や心療内科を一軒ずつ当たっていくしか無いですね。

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