おそらく、40年ぶりだと思います。 プラモデルを作りました。 ガンプラです。
先週行った島田市立博物館で買ってきました。 少年時代にプラモデルを買ったことがある人ならわかる感覚かと思いますが、店頭で箱を開けて部品を眺めて「作れるかなぁ?」。
あの感覚をミュージアムショップで思い出してしまいましてですね。
買ってきてしまいました。
くまモンのミニ四駆が1,200円、ガンダム770円だったかな?
よくこの値段で売れるなぁ。 という。
どちらも装置産業で工場にはメンテエンジニアと電気工事士しか人間なんて居ないのではないかという気がします。
存在は知っていましたが接着剤不要。
爪で引っ掛けるタイプの接着剤不要かと思ったら、超絶精度の造形で「ピッタリ嵌って抜けない」
PGJも合成樹脂立体製品と付き合って十数年ですが、ここまでピッタリ合うように作る樹脂の配合、加熱溶融、高圧充填たいしたもんです。
何よりすごいのは金型技術ですね。
今でこそ3D-CADとAIで「この樹脂でこの厚みで部品作ったら金型はこのぐらいの事前変形が必要」なんて、21世紀になったばかりの頃は職人芸でやっていたはずです。
バンダイのサイトで金型造形を紹介していますが、樹脂の「ヒケ」の補正には言及していないのでどうしているかは不明。 金型の銅マスターを作る時に補正するのかな?
その昔、タミヤの社長のプラモデルをはじめた頃からの回顧録のような本を読んだことがありましたが、ともかく金型製造は大変らしい。
PGJの子供の頃のプラモデルなんて、いきなり組んで隙間なく部品が付くものなんて少ないくらいで、接着剤がくっつくまで輪ゴムで縛り上げておかないと胴体に隙間が空いてしまう戦艦や航空機が普通でした。 そんな金型でも昭和30年代の金型屋さんは殿様商売で「お願いして作っていただいた」そうな。
それが今や接着剤がいらないくらいの高精度金型の加工ですよ。 確かに身の回りの家電品も超絶技巧な高精度金型がなくては作れない製品ばかりではあります。
とりあえずガンダムを組みました。
夕食後に少しずつ 4日間で作りました。 なんだかんだ言っても接着剤が不要というのは便利。
ここまでアップにするとつなぎ目が目立ちますが、老眼には見えはしないしOK。
ジオラマを作るわけではなし、プラモデルは組んでいるときが一番楽しいので、組んだ後はこれどうしましょう?