島田市立博物館(2)

大井川といえば川越です。
このようなおじさんたちに肩車してもらったり蓮台を担いでもらったりして大井川を渡してもらうわけです。 

川越人足 夏はともかく 冬も水に入るんですから大変な仕事
川庄屋様

川越人足が4人で蓮台を担いで渡ると現在の貨幣価値で1万2千円から5千円。
大変な渡し賃です。 船なら十数人を船頭二人で運べますが大井川の川越は運ぶ人間の方が多い訳で、そりゃ高価で当たり前。

お大名ともなると

大名駕籠用蓮台

これを16乃至24人がかりで担ぐのだそうです。 それだけで「お一人様10万円超え」。
これが徳川将軍家ご上洛ともなると、36人に追加で上流側の人間堤防が50人。
大名行列一つで川越運賃はいったい幾らになったのかと。。。

何しろ物流のボトルネックですから人が滞留します。 それはそれは宿場は大繁盛で。
かくして女郎連中が島田髷を発明します。

一番左がかの有名な「高島田」
1860年代のオサレ(右)

 こういう違いを把握して時代時代のカツラを用意するのですから、そりゃ時代劇はカネがかかる訳です。

XYL「我が家にもこういう曲がった廊下が欲しい」
それは無理

2階の座敷 なかなかいいですね。

さて、大井川は川越が船や橋になると上流から材木を筏で流せるようになり製材業や製紙業が盛んになったのだそうです。 川越人足に丸太があたったら死んでしまうから、江戸時代は流せなかったのだそうです。 言われてみれば当たり前ですが。なるほどー。

製材用鋸
日本人だけなのかどうか知らんですが 内輪で通じる符丁を作るのが好きですね。

XYLが「チンコロ」を見て、「40cm近いチンチンは凄いなぁ」
どうも彼女はオヤジギャク頭で困る hi

島田市立博物館 お試しあれ
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/shimahaku/

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