ゴジラ-1.0で巷に知られるようになった「航路啓開」ということば。 「給料が良いのは命がけだから」というセリフがありましたが、まさに命を掛けて戦後の復興のために港湾の機雷除去をしてくださった皆さんの慰霊碑が金毘羅さんにあります(上写真)。
1945年から1952年まで航路啓開隊(海軍省、第二復員省を経て48年からは海上保安庁)の除去した数万個(公開統計が見当たらない)。 今も毎年数個の機雷除去が行われていますが、最後の殉職者が出た1963年までに殉職者総数、79名。
呉の潜水艦掃海資料館にも説明がありました。
海上保安庁の開設以来の殉職者数は79名も無いので、ゴジラの映画でやっていたように、外部委託の雇船での殉職者が多かったのかもしれません。 ちなみに海上保安庁最大の殉職事故は明神礁噴火遭難
エネルギーも食糧も、国内で生産する農作物の肥料もほとんど輸入に頼っている我が国は機雷をまかれたら、それで干し殺しになるということです。
世界有数の掃海技術を持つ海上自衛隊がいても、どうにもなりません。
戦争をしない、させない外交力 とても大事。