陸海空無線従事者免許取れました
昨年から始めたプロの無線従事者免許取得作戦。
第一級陸上特殊無線技士(一陸特)、春の第二級海上無線通信士(二海通)と来て、この夏は第二級陸上無線技術士(二陸技)と、航空無線通信士(航空通)がとれました。 この夏は一陸技も受けたけど激務で体調悪くして撃沈(「意外と行けるな」と思っていたんだけどねぇ)。
仕事上は二陸技、二海通、航空通で十分なので、一陸技は仕事が暇になったら、またボチボチやります。 別になくても困らん資格だし、国外でも通用するITU(国際電気通信連合)資格(下図赤枠)である海上と航空を持っている方が外資勤務では便利なので(ハッタリが効く)。
というわけで、以下のような資格のカバレージ(緑の資格をとった)です。 和文電信ができないので総合無線通信士は投げました。hi

受験勉強していて楽しかったのは一陸特と海上でした。 一陸特はデジタルモードの免許なのでアマチュア無線のデジタルの復習ができてとても良かったですし、海上は海上運送の事柄をたくさん学べて面白かったです。 シーロンスメーデーとかパンパンとか使用方法を初めて知りました。 Listが傾斜だと知りました。 航空は空港周辺の計器着陸支援装置を詳しく知って面白かったです。 これで一陸技に受かれば一海通も無試験でついてくるので、長期的目標ですね(隠居の楽しみ)。
ジムニーに積んだIC7100でワッチしている航空無線の英語の下手くそさにはXYLも呆れ返っていましたが、定型文しか使わないなら「この英語で十分だわなぁ」とも納得できましたし、外語大卒でわざわざ就く仕事ではない気もしました。
なにしろ無線従事者の英語の試験は高校英語レベルですので、殆どの日本人にはバリアではありません。 航空に至っては中学英語です。 無線従事者試験には一種電気工事士や医師のような受験資格は無いので誰でも受験できますし、出てくる数学も物理も高校レベル。日本人の殆どは少なくとも高校は出ているので意外と楽勝なはずです(現役高校生が最強かも)。
参考 https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/11/4/11_252/_pdf
還暦過ぎの農学士でも平日の昼休みを18ヶ月全潰しすれば、これくらいはいけます。 (しつこいようですがPGJの卒論はヨーグルト)
教科書で読んでいて楽しかったのと参考になったのは以下の3点。


特に海事無線法規と 海事英語の教科書 海事英語は1級も2、3級も問題は同じです。だいたい英検準1級レベルだから普通の高校英語でOK。
この他はYoutubeの無料動画と、各社のAI。
試験問題をスクリーンショットして「この問題の正解はX番。 解説して。」で、巷の不親切な参考書を買わずに済みます。
Shift+Win+Sを押して
問題を切り抜いて

ChatGPTなりGoogleGeminiに貼り付けて「この問題の正解はx番です。 この問題を丁寧に解説して。」でやってくれます。

有料版でも時々嘘をいうのですが、解説の解説が欲しい時に教えてくれるので便利です。 Google Geminiのほうが賢い時がしばしばあります。
アマチュア無線家の皆様にはぜひ受験していただきたい。 いい勉強になりましたよ。 二陸技、二海通、航空通は4アマの操作ができますので、PGJのアマチュア無線が操作できる日本の従事者免許/資格はこれで7つになったわけでした。hi
ところでニ海通の資格ですが、これでは飯は食えません。 今どきの内航船は人員削減で無線専任者が乗っていない船が殆どで航海士が一海通、二海通を取って兼務しているのだそうです。 そりゃ遭難信号もGMDSSデジタルでボタン押すだけですし、衛星電話ですし。 実務が激減しているから、そのために通信士を乗せるコストを考えたら船会社が航海士に「勉強しろ」というのは無理もなく。。。(受験資格不要だし)
ともあれ、一総通、二総通をお持ちのOM各局はたいしたもんですよ。 尊敬します。
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