ローシートに替えました(R3)

曲がる曲がる! ローシートに替えたらコーナーリングがやたら楽になりました。 当初の目的は足つきを楽にしたいだけでしたが1.4cm下がると足つきも良くなりますが、ステップとシート面の距離も短くなります。 これが効きまして、いきなりコーナーリングマシンになりました。 見た目は差がわかりません。(たぶん左側)

純正オプションのローシートです。 座ってみると座面の前傾が強くなって前端に座ると足つきが良くなります。 PGJもコーナーリング時には定法通りシート後ろ側に荷重を掛けますが、 シートの前傾が強いので、ただ「後ろに尻を出そうとする」だけでは尻が後ろに動きません。

ところがステップとシート面の距離が14mm短くなったので逆に簡単に尻を浮かせて体を持ち上げられます(荷重を後ろにずらし易くなります)。 なので、ブレーキ、荷重後方移動、フロントダイブ、バンク、ブレーキリリース、アクセルオンの流れの赤文字の部分がとてもやりやすくなりました。 尻がシート面から離れやすい=移動しやすい。

その昔、バックステップにしてバンク角稼いだり、気持ちだけ加速したりしていましたが、あれもシートとステップの間の距離を減らして人間の身体の自由度を増やしていたのですね。 
自由度が上がれば楽に楽しく安全に乗れるようになります。
体格に合わないバイクに無理して手足パツンパツンで乗っているとわからない楽しみではあります。hi

ただし、シートとステップの距離が短くなるということは、膝への負荷が増えます。 トライアルバイクで国道152号を走り抜けたときのような拷問にはなりませんが、寒くなってくると膝を伸ばすのに一苦労かもしれません。 また、夏の暑い時期に長時間乗ると膝の裏側が汗疹になるかもしれません。
なので、そうなったとき用に標準シートは捨てずに保管してあります。 (脱着は簡単なので)

一方14mmシートが低くなったということはハンドル位置が14mm上がるのとほぼ同じ位置関係になりますから前傾が弱くなって視界が楽になりました。 これも利点。 アドベンチャバイクのような風景を楽しめるバイクではないですが、視界が良くなるのは安全運転には大事です。

「ローシートはケツが痛くて」と言う方が少なからずおられますが、どっかりシートに座って乗っていられるのはアメリカンかスクーターなので、ステップに荷重を掛けていれば、シートの薄さはそんなに気にならんもんです。 これは馬場馬術の乗馬と同じです。 
四つ脚の馬にはかれこれ四半世紀以上乗っていませんけど。 

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