治山治水

台風ですねぇ。
被害にあわれた方にはご同情申し上げます。
再三ご説明してきましたが、ZLは貧乏国です。 今、バブル経済で財政黒字でウハウハですが、基本的には金持ちの国ではない。 (経済規模でいえば横浜市より小さいのかもねぇ。。)
というわけで、税金で行われる公共工事は短期コストの安い手法が使われています。 道路の舗装は高価なアスファルトではなく砕石をタールで貼り付けるタールマカダムなので寿命が短く、下手すりゃ毎年敷きなおし。
これと一緒で、山を丸坊主にして牧草地にしてしまったから雨が降るとすぐ洪水になる河川も、堤防が、、、へ?土手だけ? コンクリートは?
というところがほとんど。
「あふれても羊畑ばかり」なのですが、やはり、家畜が流されて農家は困っていますし、住宅地が流される例も最近多発中。
長期的にコスト計算をするという思考回路が無い国民性なのか。 駄目なら母国に帰ればいいやという移民が多いせいなのか? 短期コストばかり気にする輩が多い。
(ま、命からがら南アフリカから逃げてきた白人移民は、帰れないだろうけど。)
まぁ、全体的には荒廃した教育制度が原因なんだろうなぁ。
翻って、日本は昨今「脱ダム」なるお話が流行りだが、ダムや治水計画は10年単位で時間のかかるプロジェクト。 気象変動で激甚災害が多発してからダムダム騒いでも間に合わないのだが。わかってるのかねぇ。 >田中君。
「日本は国民一人当たりのコンクリートの使用量が世界一!」とわめいている「環境保護」団体があるけど。 自分たちが住んでいる国が「世界有数の災害国」で、「世界有数の人口密度の高い国」で、「世界有数の急峻な山岳を持つ島嶼」だと、わかっているやつは、彼らの中にいるのかねぇ? 山の森林を健康に保つことも必要だけどコンクリで固める事も必要なのよ。 ブナさえ植えればダムは要らないと思っている奇特な方々にはあきれ返るよ。
談合まみれで効率性の無い日本の土建ビジネスは要改良だけど、治山治水は必要なんだよね。
ニューオーリンズのようになりたいのか? 私はごめんだ。

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