不誠実な銀行

NHKの国際放送を見ていて驚いた。
ご老人が、満足な説明無く銀行の窓口でハイリスク型の年金を薦められ、加入したら年金の払い戻しは85歳から100歳までですと。
普通、そういう年寄りにそんな年金を薦めるかね? 100歳なんて普通の人は死んでるよ!
ニュージーランドだったら不誠実の誹りは免れないどころが違法行為だ。
日本の銀行とその従業員の辞書に誠実という言葉は無いのだろうか? 
私もZLの銀行で投資型年金を持っているけれど、申し込みのときに
20項目近いサインをしましたよ。
リスクがあって元本割れの可能性も有ります。 あなたの担当銀行員はあなたに説明しましたか? イエス サイン
あなたが最初に年金を受け取れるのはXX年からです。 あなたの担当銀行員はあなたに説明しましたか? イエス サイン
あなたが途中でこの年金をプランを放棄すると解約時支払金は、これっぱかりです。 あなたの担当銀行員はあなたに説明しましたか? イエス サイン
こんなのが延々続くわけ。
そして、「あなたの年収なら、これは坊主になっても痛くないから、やりたいならやりなさい。」「こっちは、外れると大やけどですから止めときなさい。 もっと大金持ちになったら考えたら」と詳しく説明されます。
品質保証なんてもんをやったおかげでいろいろ見ましたが、経営者が科学に弱い会社も致命的ですが、顧客重視でない不誠実な企業は必ず潰れます。 
バブル期に「貸さないのも親切」と言った地方銀行が在ったそうですが、誠実さとはそういうものなのかもね。

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