酢と糖と油脂

脂っこいものには酸っぱいものを添える。
世界の料理の共通項です。
フライドポテトをバケツで食べそうな勢いのアメリカ人にはハインツのトマトケチャップが欠かせません。
餃子で食べるのも、ソーセージマスタードを付けるのも、脂っこさを酢で解消する効果を狙っているからです。
和食でも揚げ物を食べた後に酢の物が出てくるでしょ。
さて、そんな酸味の効果ですが、さらに糖が入ると動物性油脂のくさみをマスキングする相乗効果が出ます。 
それが一発でOKの調味料があります。 なーーんだ? ワインです。
糖分、酸味、で臭みを一撃。 もともと、よい餌を使った臭みの少ない豚肉を使えば、よりいっそう麗しい豚肉料理が出来ます。 
というわけで豚肩ロースの白ワイン煮。 セロリと人参、ローレルを香味料として一緒に茹でると実に麗しい香りになります。
これは一晩冷やしてからコールミートとしていただくと美味しかったです。

うめ

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