何が我が国の生産性を損なっているといって、住宅くらい日本の生産性を損なっているものは無いのではないか?と思うのですが、どうでしょう?
これが建てた瞬間の見栄えばっかり立派(立てた瞬間もチープなデザインで悶絶する家もあるが)な、実は情けないくらい安普請。
やれ、単身赴任だ、住宅ローン払えず個人破産だ 等など
お気の毒な話がたくさんありますが、中古住宅が気軽に売り買いできれば、そんな話はずっと減るでしょうにね。 ローンが払えないなら売ってしまえる。 家に縛られて遠隔地でよい仕事があるのに転職も出来ない。
というように、本当に日本の住宅市場は日本の生産性とフレキシビリティーを損なっているよね。
というわけでPGJは貸家住まいです。
しかしまぁ、ZLの古い家を見た後でJAの住宅を見るとなんともトホホな気持ちになります。 こんな25年でスクラップになるものを30年ローンで買えるか!
というわけで人口が減って億ションの値段が1/10になったら買いましょうかねhi。
さて、昨今派遣切りとかで住むところが無い!と悲惨な話が聞こえてきます。
PGJもZLでの1社目で辞表を電子メールでポイと送って辞めた際、住んでいたのは借り上げ社宅。 さっさとギリシア人の大家さんと話をつけて、そのまま住み続けていました。 大家さんも家賃が入れば文句なし。
仕事が無くなって住むところがないのは本当に気の毒。 でも家賃払わずに引き続き寮に泊めてくれというのは、ちょっと甘くないだろうか?
20年ほど前、フリーターと呼ばれた自由人の立場を選択し、勝手気ままに暮らし、教育も技術も職歴も手にすることなく、20年たって得た「自由の代償が今の身の上」と云う人も少なくないはず。
勝手気ままにやってきて、いまさら真面目にやってきた人に「助けてくれ!」は、まるで蟻とキリギリスの童話のようです。
気の毒な身の上の人に援助をすることは吝かではない。が、義務を果たしてこなかったのに当たり前のように「家をよこせ」と言われると妙に腹が立つのは私だけだろうか?