日本農林規格からすれば食品の原材料表示や賞味期限表示は8ポイント以上で行われなくてはなりません。
1ポイントとは日本工業規格Z8305によれば、0.3514mmです。
つまり8ポイントとは2.811mmです。
ここでポイントとは文字の高さを言います。 幅はどうでもよい。
さて、このPGJのおやつに買ったチョコバーですが妙に賞味期限印字が小さい。
ノギスで測ってみると2.5mmも無い。
あれまぁ
とそのメーカーに連絡して、教えてもらうと「確かに8ポイントです」。
そこで本日はいろいろと調べてみまして、こんなことがわかりました。
1 「ポイント数は実測できない」
簡易スケールはありますが、あくまで簡易。
なぜならポイント数はかつて活字があった時代の活字の肩の部分(余白部分)を含めているので、印刷した結果からは活字の正確なサイズは推量のしようがない。
2 「言語によって文字の一般サイズが異なる」
下の図をご覧ください。
アルファベットの小文字と算用数字が並んでいますがxacは「x部」と呼ばれる真ん中しか使いません。 しかしb012は「上部」と「x部」の二つ分の高さを使います。
また、gqyは「x部」と「下部」を使います。
ところが日本語は「上部」「x部」「下部」全てを使います。 当然のようにこれらのサンプルは皆同じフォントです。
つまり数字がやけに小さく見えても、8ポイントには違いが無かったわけです。
いやはや賢くなりました。
詳しくは国立情報学研究所のこちらをどうぞ