日本の一般家庭の壁面コンセントにきている電源は交流100V
と思いますよねぇ。
実は違うんです。
というのはサンワサプライの電力量計TAP-TST5を買って使ってみてわかったんです。
そこで、東京電力様に聞いてみたら「スペックは104V±10V。つまり94Vから114Vまでは規格内です」だそうで。へー!
2アマの試験問題にもありましたが、負荷をかければ電圧降下するのは当たり前。 それではどのくらい落ちるのか?
どれどれと、負荷電圧を測ってみました。 我が家で電気を食うといったら12A喰うコーヒーメーカー。 なんと電圧降下93.2Vまで落ちました。
15A掛けても94V以下にならないのが規格。 つまり我が家の屋内配線は法で定める15Aをまともに配電できない配線なのが図らずも判明しました。
電線は意外と高い建築素材。 グレード落とすと安くできるんだよね。 安普請の証明。
その昔、タワーリング・インフェルノという映画がありました。 タワービルの火災を扱ったパニック映画ですが、その出火原因は規格の低い細い電線を使って発熱発火したものでした。
我が家も燃えないだろうな。
最近、ドライヤーやストーブなどの高出力電気製品の電源コードには「壁のコンセントから直接電源をとって下さい」とタグが付いてることが増えましたね。
ちなみにネスプレッソの機械は12A喰うのはほんの数秒でした。 電気ストーブとか電子レンジとか連続的に電力消費する機械はタコ足したら80Vを切るんじゃないの? 過電流で電線もさぞ熱くなっているだろう。
アマチュア無線家なら誰でも知っているV=IR P=IV。(交流ではサインカーブも勘案しないといけないけどね)
車のバッテリーの12Vのような低い電圧でも、ショートして過電流が流れるとワイヤハーネスが燃えるからね。 電圧が低くなるからって勘違いしてはいけない。
タコ足配線はやめましょう。
無線機用の定電圧電源は負荷がかかって交流入力が95Vに低下してんも直流出力は13.8Vだしてくれるところが偉いところ。
高価なわけだ。
ある意味モービル機は、あの変動電圧でよく動いてるもんです。