北海道物産展に最近見かけるのが、母校の八雲農場で肥育している日本短角のグラスフェッド牛の肉です。
率直に申し上げて、グラスフェッドならZL,VK(オーストラリア連邦)の肉の方がはるかに安心で安全で、美味いです。 あちらは10年前にGAPもBRCも普通に管理しているんですから。
売れんよなぁ。
で、相模原市(JCC1110)には我がAlma mater北里大学の本部がございまして、相模原市は大村先生のノーベル賞でそれなりに盛り上がっております。
もっとも、相模原にあるのは理学部(旧衛生学部)、医学部、看護学部、旧水産学部(三陸から一時引越し中 )で、大村先生の薬学部は港区白金(JCC100103)。
PGJの獣医学部(旧獣医畜産学部)に至っては青森県十和田市(JCC0206)。
という訳で、大村先生が相模で教鞭をとられたということはあまりないのですが、そこはそれ、駅弁大学ですらない北里(全学部の最寄り駅で駅弁売っている駅は無い。十和田に至っては廃線)なので、千載一遇二度とないチャンスです。
北里研究所のPR雑誌も不良在庫一気に吐き出して良く手に取られていました。
それにしても大村先生大したもんで、あの経営感覚に乏しい頭の悪い教授陣や理事会を丸めこんで経営改革してしまうし。
医学部は赤字垂れ流しで、大学も研究所も2020年には潰れているだろうと言われていたのに、立て直してしまいましたからねぇ。
おかげで十和田には新しい獣医学科棟が建ちましたし。 たいしたもんです。
昨今、科学研究の世界はプロジェクトで動きますから、教授は研究者であるより良い経営者であることが求められます。 iPS細胞の山中先生も商売上手ですね。 大村先生もたいそう商売上手。
プロジェクトのメンバーは微生物の専門家のほかに土壌学の専門家、機器分析の方法を考える機械系の人もいたかもしれません。 理科系の研究とは20世紀からそういうものです。
全員が白衣で顕微鏡を覗いてるわけではないです。
ところで、大村先生が私の恩師にそっくりなんですなぁ。
北里で頭髪の乏しいご老人Profだったので、名前を聞くまで「え?」「肉質判定の精度劇的に上げたけど、それがノーベル賞?」と数秒思ってしまいました。
伊藤先生ごめんなさいm(__)m