災害援助 日本の場合

災害現場で不要なもの一覧
1、千羽鶴・応援メッセージや寄せ書き
2、成分表が読めない海外食品(アレルギー成分がわからないため)
3、冷凍食品(冷蔵庫が使えないため)
4、保存食以外の食料(缶詰・瓶詰・カップ麺も賞味期限が切れたものは不安)
5、古すぎる古着・洗濯していない毛布・布団・下着など
6、自分で食料などを確保できないボランティア
本当に必要なものはずばり「お金」。
以上 以下より抜粋
http://matome.naver.jp/odai/2138363736377552901
現在、雨後の筍のように「義援金はこちらへ」の口座情報が延々TVで流れている その数すでに10以上。
こういう時には赤十字に頑張ってもらわんとどうにもならんのだが、どうもパッとしない。
ZLだとNZ-Red Crossが迅速で使えるので、ほとんどの寄付は赤十字経由であっという間にばらまかれます。 一時金は災害発生から数日で配布されて、上記の「とりあえずの金が欲しい」を解決してくれます。
何故、日赤はパッとしないのだろうか? 考えてみました。
- 日本の組織だから。 
日本人は決めたことに従うのは得意だが臨機応変は超苦手。 まして、日本の中だけで仕事してきた人は目も当てられない。
- やんごとない人々が関わり過ぎ
皇后陛下他、各宮家などやんごとない人々や各界の名士が関わり過ぎで「失敗できない」組織になっている。 チャレンジしなけりゃ失敗しない。 =ドン臭い。
- 単純に広報が下手
昨今、各企業がCSRのネタをこの手の援助に求め、自前で細かい援助を考えて企業広報のためにドンチャン広告するから、日赤がまるで目立たない。  
- 十字のついた思想は日本に根づかない。
西南戦争以来140年になろうとし、日赤が頑張っていても、やはり釈な方々には十字の付いた思想は結婚式とクリスマスの仕様でしかない。
なんなんでしょうねぇ。。。
ともあれ、日本の日赤は、ともかくとろくさい。 迅速さという点で当てにならんから、皆がてんでに寄付講座を作り、非効率の山をつくる。
ただ、災害時の分業アレンジの分担が行政(中央、地方)と赤十字で明確になっていない気もします。 あちこっちが組織が同時並行で同じことをない知恵絞って考えているから遅々として進まない。 なんてことも起きるのでしょう。

昨今やたら洪水に襲われるZLですが、そんな折にも上記のごとくさっさと当座資金が撒かれます。
「泊めてやれる家はないの?」広報で、「うちは何人泊めてやれるよ」で民泊へ移行していきます。 納屋に仮設ベッドだったりしますが体育館の床よりはマシだろう。
「災害発生時には災害仮設住居ができるまで体育館で過ごす。」というのが日本の当たり前の流れになっている気がしますが、あれも本当にどうしたもんだかですね。
確かにZLは人口密度が本邦に比べて極端に低く、1災害あたりの被災人口が相対的に少ないのでなんとかしやすいというのもあるでしょうが、消防組織や軍隊の規模も日本と比べると強烈に少ないです。 国家の予算規模なんて東京都よりも小さい。 (おかげで油が買えずに4年も港から出たことがない巡洋艦があるありさまで)
にも関わらず、なんとかなっているというのも、何でも自分で解決してしまう国民性と赤十字やCivilDefenceなどの組織だった仕組みでしょうね。
考えてみると、世界の文明的地域に発生する天災の90%が日本列島で起きると言われて言うにもかかわらず、本邦の防災の仕組みって縦割りサイロで、かつ人材の枯渇。
ZLも人材が豊富かというとまるで違うけど、そこはSOPと仕組みでこなしているのよね。
世界で最も天災の多い日本国なのにこの体たらく。
不幸中の幸いは自民党政権で、選挙が近いということですな。 
選挙対策で迅速で手厚い施策が期待できます。 いつぞやの噴火だかは選挙後で放置プレーだったね。