我家の包丁は99年からYoshikinのGlobalです。 取っ手と刃を溶接した全金属なので微生物制御しやすいのが最大の長所で、当時はこれしかなかったですね。
肉屋奉公で包丁はいろいろ使いましたが、包丁の微生物制御は取っ手の木材に染みこむ微生物や樹脂取っ手と本体金属間に染みこむ汚れとの戦いです。
漂白すれば刃が傷みますし、そもそもそんな細かいところに漂白剤は入らない。 蒸煮するのが一番ですが、逆に染みこんだ汚れは蒸煮では落ちない。
で、グローバルです。 食品衛生上のデザイン込みでデザインが好きなのでこれで揃えていますが、包丁好きな人はきりがないようで、「SUS(ステンレススチール)包丁など包丁とは呼べん」という人もあります。
こちらGlobalの製造風景。 労働安全のあの字もないですな。 これでは欧州で売れないと思うけどな。 驚いたことに、この画像はUKのGlobalのサイトに貼ってあるんですね。
多分、「安全」が消費者の関心の外と思っているのでしょう。
未来が暗いぞ>Yoshikin
ともあれ、切れ味という点では、いかに研ぐかということでありまして、刃物研ぎもできない人が良い刃物を買ってもねぇ。ではあります。
嘘か本当か、高い包丁を買ったが勿体無くて研げないとか言う記事があります。。。
簡易砥石で研ぐなら刃物の材質などこだわる必要は無用です。 6本5000円のセットで十分でしょう。
たしかにSUSではの包丁は研ぎにくく、研いでも研いでも刃がつかないという経験は皆さんしたことがあるでしょう。 錆びない代わりに研ぎにくい。
その点GlobalはSUSにしては研ぎやすいです。たしかにSUSではの包丁は研ぎにくく、研いでも研いでも刃がつかないという経験は皆さんしたことがあるでしょう。 錆びない代わりに研ぎにくい。
好きな人に言わせると刃物用鋼材の良し悪しには色々あるようで、鋼(ハガネ)では青紙、白紙、とかいうそうな。
どこかの金属会社の商標だったのかね? と思ったら日立金属のドケットの色だったようです。
白紙鋼は本職の調理人が使うもののようですね。 XYLの様に肉切り包丁をこじって使う人にはとても渡せませんhi。 「砂鉄で作っている」というところがカタログマニアには良いのかも。
きりがないので、詳しくはこちら https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E9%9D%92%E7%B4%99+%E7%99%BD%E7%B4%99+%E6%AF%94%E8%BC%83
そんなこんなで今日は6時間もwebで包丁を見ていました。
来月はI(イタリア共和国)で会議なんですが、現地の同僚が「頼む!日本人技術者の目で見た良い包丁を買ってきてくれ」と言うもんで。
「あー、良い包丁? 2,000ユーロくらいだせるのか?」とPGJ。
どうも、上限は2本で400ユーロらしいhi。
悩ましいね。 どうしたもんだか。 西洋人は偽ダマスカスが好きですが、死んでもあれは買わん。 けど貝印のSUSは評判いいね。