止められない人々

日本人の何が苦手と言って「決めたことを守れないくせに、決まりを変えられない。」
典型の最大例は日本国憲法ですね。
軍隊を持っているのに「戦力を保有せず。」 どんな馬鹿でもわかる矛盾。
とっとと現実に合わせて改正すべきなのに自民党の改正案も 「戦争しません。 攻められたらお手上げです。」になるそうで。
馬鹿馬鹿しい。
無意味な品質基準を墨守していても意味がない。「それで良いんですか?」が口癖の無能な製品開発担当と仕事をしたことがありますが、「自分のプロフェッショナルの経験からリスクを受け入れて判断する」事ができないくせに、他人の決断は対岸から非難するという。
日本人技術者に実に多いです。 むろん大成はしないが、こういう手合は仕事の邪魔で困る。 (大学時代の担当教授に恵まれないやつはこういうタイプが多い。地方国大の宿命かねぇ。)
一度決めた基準に不都合が生まれたら、リスクアセスメントをして「あ、これなら大失敗のリスクはvery unlikelyだね」なら、加工スペックなり、最終製品スペックなりは替えてしまえば良いのさ。
そのスペックが公定のものなら役所と交渉して規格を変えてしまえばいい。
その昔、フェロシアン化物が食塩に凝固防止剤で入っていた時代に、一斉に検疫所が輸入食品を違法添加物混入で止めたことが有ったもんです。 
PGJは自分の担当したZL製の食品からフェロシアン化物を抜いてしまって居たので(安全でもシアンだなんて響きが悪い)、何の被害もありませんでしたが、W(米合衆国)のトマト風味調味料の検疫が止まって大騒ぎ。 hi
当時すでに辞めていたPGJにどうしましょうか? と聞いてきたマヌケな会社がありまして。
心優しいPGJはポソッと「アメリカ通商代表部。。」
一撃で輸入禁止解除でしたな。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/07/h0712-4.html
外圧を使って規制を変えても良いし、担当官と交渉して「解釈」を出していただくのもいいでしょう。 日産やスバルのようにダマテンで有名無実化してはいけません。
変える必要があるのだから変える。

さて、スバルさん。
30年 有資格担当員による検査無しでやってきて、何も事故が起きていないでしょ。
なら、不要な検査です。 やめりゃいいのです。
今どきの製造業は製造各工程でKPI、KPAを見ているので昭和な検査で分かるような故障は工程下流まで流れてきません。
自動車工業会として、「アホらしいからやめます」となぜ言わんかったのかね?
薬事の世界でも日本だけの無用な検査が山ほどあって「薬機法で決められているから」を振り回す薬事担当者がどこの製薬にもうじゃうじゃ居ますが 変えるべくロビー活動しろよ。
あの退屈な仕事(失礼!)で高給がもらえるのだから「変えたくない利権」かもしれん。
できないのよ。 大多数の成績優秀な日本人には。 我が国では「変えられないけど、守らない。」
とても文明国とは思えん。

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